津吹みゆ、来年はデビュー10周年 4月には記念コンサートも 10年経って新曲「なみだ紅」「闇夜においで」で大人に変身Music news jp 動画インタビュー 0016
◆こんにちは「Music news jp」の曽崎重之です。きょうは2024年最後の動画インタビューです。お相手は今年も好奇心いっぱいに新しいチャレンジを続けてきた津吹みゆさんです。新曲「なみだ紅」について聞くとともに、2025年は新たな挑戦はあるのかーーなどについてお聞きしました。
ーー このところ忙しく毎日を過ごしておられるようですが、2024年は振り返って、どのような1年でしたか。
「今年は歌い手として演歌はもちろん、お芝居に2本出演したりオペラにも取り組んだりといった具合に、色んな事にチャレンジした年でした。本番に向けてのお稽古も何度も何度もして頂きましたが、それぞれ興味のあることばかりで、楽しい時間を過ごすことが出来ました」
「5月は特にバタバタしましたね。時代劇とコメディが重なっていましたし、11月はオペラの本番がありました。充実した1年だったと思います」
「嬉しかったのは初めて大阪でファンミーティングを開けたことで、とても楽しかったです。あっ!もう一つ嬉しい事がありました。3月に地元福島で初めてのバスツアーを行い、前作の『会津なみだ橋』の舞台になった福島県会津若松市にあるなみだ橋(正式名は柳橋)へファンの方たちと行くことができました」
ーー 沢山の出来事があったようですが、最も印象に残る大きな出来事はー。
「やっぱりオペラですかね。クラシックを勉強して3年目になりますが、それの集大成としてオペラに挑戦しました。先生と掛け合いだったんですが、イタリア歌曲『フィガロの結婚 手紙の二重唱』を歌わせてもらいました。イタリア語だし発声も全然違います。8分の6拍子でかなり難しかったです」
ーー イタリア語を勉強したんですか。
「歌詞の意味は勉強しました」
ーー 2025年はまた新しい事にチャレンジしますか。
「そうですね。来年はデビュー10周年を迎えますので、止まることなく色んなことにチャレンジしたいです。はっきりこれと言ったものはないのですが、演歌だけでなく新しい津吹みゆを見てもらえるといいなぁーーと思っています」
ーー お芝居も?
「やりたいです。誰か、お声がけお待ちしています。お願いします」
ーー カップリング曲「闇夜においで」と共に「なみだ紅」は、津吹さんのイメージを一新させてくれました。28歳になってそろそろ一段と大人びた作品への挑戦をしようとい事なのでしょうか。
「そうみたいですね。ディレクターさんがそのようにしたいらしくて、もう子どもには戻れないからねっ、て言われています(笑)どんどん自分自身と歌がかけ離れて行くんですけど・・・。今作の2曲は共に大人っぽい素敵な作品でメロディーも大好きですが、両極端なんですね。『闇夜においで』は男性を ♪ おいで、おいで〜と誘う楽曲なんですが、『なみだ紅』は穏やかな曲調です」
ーー 「なみだ紅」は最初に聴いた時、中学生が口紅をつけたように、まだしっくりとこない感じを受けました。津吹さんのイメージと曲の雰囲気が少しかけ離れているようだと思ったんですが、どうですか。
「それはまずいですね」
ーー 個人的にはいつまでもデビュー前の津吹さんのままのイメージなもので(笑)
「そうですね。デビュー前からお世話になっていますからね。デビュー当時は福島の歌を歌っていたり、初恋を歌ったりとかしましたから、多分18歳の頃のイメージが強いんですよね。一応、10年経って大人の女性になり、演じて歌っています」
ーー もうすぐ30歳ですものね。
「やぁだ〜。そうですよ、あと2年で(笑)頑張ります」
ーー 個人的には「闇夜においで」が好きなんです,ちょっとコミカルなところがあったり、大人びた色気も感じさせてくれます。
「やはり演じないと歌えないところもありますから、そこは演じて歌います」
ーー これからは歌の世界ではアダルトな女性へと変身していきますか。
「楽曲がそうした大人の階段を昇って行くのかもしれません。ステージではカバー曲など、自分らしいものも取り入れて行きたいです」
ーー 大人の雰囲気を出すために何か工夫は。
「元々お芝居が好きなんで、ただ観るだけではなく、このシーンはどのような心情になるのかなとか、色々考えています。いざという時に取り出せる引き出しを持てるように心がけています。ただ歌うだけではなく、歌詞の意味や情感を掴むようにしています。表情マニアって言われてますが、行間から主人公の気持ちを考えるのがすごく好きで、このように考えて歌っていると表情が豊かになってくるんですね」
「あなた、というひと言でも、その表現の仕方によって、受け手の捉え方や感じ方も変わってくるので、その辺を大事にしています。あと、声の色とかにも大人っぽさを表せたらーーと思っています」
ーー 「闇夜においで」でしたか、おいでおいで〜という表現が、上手く変化するところがありましたよね。
「嬉し〜い。そこ、ポイントなんです。4回続くじゃないですか。そこを最初、普通に歌ったら、師匠の四方彰人先生のレッスンを受けていた時に、隣の部屋に奥様がいらっしゃって、私の歌を聴いて下さっていたんです。すると奥様が『みゆ、あんたそんな ♪おいでおいで なら誰も行かないわよ。もっと色気を出しなさい』と言われたんです。だから4回とも声を変えるようにしています」
ーー 家でも練習したんですか。
「はい、練習しました。練習しては先生に(歌を)聴いてもらって、『おっ、いいなぁ!』と言ってもらえました」
ーー 先生からはダメ出しはなかったんですね。
「なかったです。もっと情感を出して、と言われましたが。あまり細かいことを言わずに、勉強して自分自身で感じたままに歌いなさいーーというのが、先生の教えなんです。でも、合格ラインに言ったのかな? 先生、どうなんですかね(笑)」
ーー 最後に来年の抱負、やりたい事を教えて下さい。
「来年は4月5日に10周年コンサートを行います。そのコンサートは2時間くらいと思っていますが、演歌だけじゃなくて、今まで教えてもらったクラシックの曲だったり、多彩なステージが出来たらいいなぁと思っています。やっぱり来て良かった、と思ってもらえるように、一生懸命に頑張って、これから準備を進めて行きたいです。ファンの皆さんからのリクエストにも応えて行きます」
ーー 有難うございました。来年も頑張って下さい。
「はい、応援をよろしくお願いします」
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(Music news jp 曽崎重之)
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