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マーチングバンドや歌のパフォーマンスに拍手鳴り止まず 聴覚障害者センター建設チャリティイベント

◆今年4月に大阪・寝屋川市内にオープン予定の「京阪聴覚障害者センター」の建設を支援するチャリティイベントが2025年1月18日、大阪・大東市の市立総合文化センター・サーティホールで開かれた。看護師の経験を買われてゲスト出演した歌手入山アキ子は、手話コーラス隊らと共に3曲を歌唱し、「皆んなが手をつないで幸せを感じる瞬間を沢山持ってもらえたのは、歌手として看護師としてのわたしの願いでもあります」と、話していた。

手話を交えて歌う入山アキ子(中央)

 イベントの主催は京阪地区聴力障害者協会と同地区手話サークル連絡会、大阪手話通訳問題研究会の3団体。観客の約半数が聴覚に障害を持つ人たちだったという。この日の収益は1部を同センターの建設費に役立ててもらおうと、寄付されることになっている。

 入山は手話コーラス隊のメンバーと一緒に、SMAPの「世界に一つだけの花」坂本九の「見上げてごらん夜の星を」を、手話を交えながらカバーした。
 「世界にーー」の歌詞にもあるように、皆んなが同じでなくていい、それぞれの個性を生かして花を咲かさせるといいーーと、思いを込めて入山が選曲した。

入山アキ子の歌唱
入山アキ子の歌唱

 また「見上げてごらん夜の星をーー」では、ステージからイベントスタッフが会場に向けて、歌詞に沿って手話レッスンを行ってから、全員で歌唱した。

 このほかオリジナル曲からは、「わたしのふる里」を歌った。和歌山市内から応援にやって来た後援会のメンバー2人も加わって、踊りと手話を取り入れながら歌った。

マーチングバンドのパフォーマンス
マーチングバンドのパフォーマンス

 これと前後してNPO法人PHるーぶのメンバーによるダンスと一輪車によるパーフォマンス、四條畷学園高等学校の生徒たちのマーチングバンドの演奏も披露された。

PHるーぶのダンス
PHるーぶの一輪車パフォーマンス

 これら楽しい演技に客席からは拍手が鳴り止まなかった。

花束を受け取る入山
楽しかったイベントに感謝の挨拶

 全ての演技が終わって出演者には、主催者から「大きな力をいただけた」と花束が贈られた。
 これに応えて代表して入山が「ダンスに演奏、歌と皆んなが一丸となって演技できました。皆さんが手をつなぐことは素晴らしいことです。忘れられない1日となりました」と、挨拶していた。

(Music news jp 曽崎重之)
@3545

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