Music news jpインタビュー 03入山アキ子、和歌山を歌い続けて10年 今秋「紀淡海峡」発売記念コンサートを開催 8月7日リリースのニューバージョン3作品の全国カラオケ大会予選会も
◆デビュー16年目の入山アキ子が広く関西で名前を知ってもらえるようになったきっかは、10年前に発売した「紀淡海峡」であった。今なおカラオケで沢山歌われている。その紀淡海峡の地元、和歌山市で2024年11月17日に発売10周年記念コンサートを開く。「紀淡海峡」はデビュー曲「ザンザ岬」入山のふる里を歌った「秋芳洞愛歌」とともに着せ替えジャケットを採用のニューボーカル・ニューバージョンとして8月7日に発売している。コンサート当日には同じ会場でこれら3曲の全国カラオケ大会予選会も開く。その入山に新たな作品や和歌山への思い入れなどを聞いた。
ーー 「ザンザ岬」「紀淡海峡」「秋芳洞愛歌」3曲のニューバージョン・ニューボーカルバージョンを収録した作品を8月7日に発売したねらいを聞かせて下さい。
「原点回帰と言っていますが、初心に戻って2008年のテイチクデビュー曲「ザンザ岬」と14年の「紀淡海峡」そのカップリングの「秋芳洞愛歌」はそれぞれ観光大使・ふるさと大使頂いています。「紀淡海峡」は加太夕陽鯛使、「ザンザ岬」は納沙布を舞台にしているので北海道・稚内のふるさと大使、「秋芳洞愛歌」は山口・美祢市ふるさと交流大使・山口県ふるさと大使に任命されています。
今なおカラオケでも人気のある3作品です。この3曲を蘇させることで、今まで知らなかった方々にも知ってもらいたいという思いから発売しました」
ーー 3曲はいずれも新たにレコーディングされたのでしょうか。以前の楽曲との異なる点はどこでしょうか。
「『ザンザ岬』はオーケストラにもう1度演奏して頂き、アレンジもリニューアルしました。『紀淡海峡』と『秋芳洞愛歌』は歌を入れ直しました。10年間歌い続けたこの2曲を、今の入山アキ子の歌い方でお届けしています」
ーー 入山さんは沢山の楽曲をお持ちですが、その中でこの3作品の位置付けは。
「3曲はすべて人気がある作品ですが、『ザンザ岬』は歌うと手拍子を頂いたり、盛り上げる掛け声をもらえる作品です。『紀淡海峡』はカラオケで1番歌って頂いています。今ほど入山アキ子の名前が知られていなかった頃に出しましたが、有線リクエスト1位を頂き、オリコンチャート4位でスタートをして、これをきっかけに関西を中心に全国を回れるようになりました。
『秋芳洞愛歌』は浜野美砂さんと玉置宏さんのデュエットで1985年に発売された楽曲のカバーなんです。舞台は私のふる里ということもあり、地元の皆さんともう1度掘り起こしたい、とお願いして14年に『紀淡海峡』のカップリングとして出しました」
ーー 「一泊二日」は2年余り歌い続けており、ニューバージョン・ニューボーカルの3曲は既発売の作品をリニューアルしたものです。敢えて新曲を出さない理由を教えて下さい。
「ヒットするまで『一泊二日』を歌い続けると公言してきましたので、まだまだ歌い続けたいです。去年はアルバム『昭和歌謡オトコウタ』の中に、(一泊二日の)ギターバージョンも入れていますし、ヒットするまで頑張ります」
ーー グッズのリアルショップを開いて好評だったそうですが、今後の展開はありますか。
「後援会の中にグッズの制作委員会を立ち上げて、新しいグッズを考えてもらっています。私のラジオのスポンサーでもある方は元漫画家志望で、私のキャラクター〈アコキャラ〉を描いてもらっています。これがまた、可愛いと好評なんです。
リアルショップにはこれらキャラを取り入れたグッズが揃っており、おじいちゃんとおばあちゃん、それにお孫さんも一緒に来られました。年代、性別、国籍も関係なく、歌と同様に皆んなが楽しめるようにしたいと思います」
ーー 入山さんの作品にはカップリングの中にもいいものがありますが、今回と同様にこれらを再び世に出すことは考えていますか。
「頂いた楽曲はすべて素晴らしいのが私の自慢のひとつで、自信が持てるところでもあります。より皆様に知ってもらうためにも大事にしていきたいと思います」
ーー 今年11月には和歌山で大きなイベントを考えておられるようですが、どのような内容のものですか。
「加太夕陽鯛使を頂いたのが2014年の『紀淡海峡』発売と同時でした。それを歌うことで和歌山をPRしてきました。またこのほど和歌山市の観光発信人にも任命されました。
今年はちょうど『紀淡海峡』発売10周年なので、それを記念して和歌山城ホールでコンサートを開催することにしました。また、ニューバージョン・ニューボーカル3作品を課題曲にした全国カラオケ大会の予選会もコンサートと同じ日に、同じ会場で行います。
夜は別会場でのディナーショーで私のオトコウタライブを開きます」
ーー 和歌山には紀淡海峡の名前を付けた美味しいランチがあるそうですね。
「市内の休暇村紀州加太では期間限定ながら鯛ラーメン、鯛の粗煮、海鮮丼などからなるランチメニュー紀淡海峡御膳(3千円)が提供されています。先着順で私のグッズのキーホルダーがプレゼントされています」
【動画インタビュー】
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