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第321回KOBE流行歌ライブ、メロディーレコーズの歌手5人が出演
◆第231回KOBE流行歌ライブが2025年2月13日、神戸市兵庫区の新開地アートひろばで開かれた。今年2月に歌手として再デビューした作曲家宮下健治と、代表曲「小島の女」の新録音でギターバージョンを披露した西山ひとみ、移籍第1弾「奥飛騨の女(ひと)」を去年末に出した塚原哲平、6年前に発売した代表曲の「ふたりの吉都線」を去年再リリースした紘呂しのぶ、ライブ開催地の神戸・新開地が地元という峯ゆかりのメロディーレコーズの歌手5人が出演した。
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しましたーーと話す宮下健治
宮下健治は数多くの演歌作品を作曲しているベテラン作曲家。今年2月5日には自らが歌う「男は黙って泣くがいい」(作詞・鳥井実、作曲・宮下健治、編曲・斉藤功)をリリース。これを2コーラスとフルコーラスの2回聴かせて、昔の流しの歌手時代を蘇らせた。
カップリングの「人生まよい坂」も歌い、「自分自身、迷いだらけで歌っていて心もとないです」と笑っていた。
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受ける宮下健治
自身が作曲して1990年に宮下が歌唱してリリースしている「惚れてずぶ濡れ」も聴かせた。これは上方落語家の6代目笑福亭松鶴の人生を人情味たっぷりに歌ったもので、7代目の襲名披露に合わせて作ったという。
この日はまた、宮下の作品に数多くの詞を提供している作詞家もず唱平もステージに姿を見せて、宮下に花束と共に激励の言葉を送っていた。
西山ひとみは2002年の発売時からファンの熱い支持を受けている「小島の女」を熱唱した。これは多くのリクエストに応えて25年1月にリリースした新録音のギターバージョンである。
「この作品でレコーディングは6回目になります。ギター演奏に合わせて、今まで以上に語るように歌っています」と、多くのファンの支持を得ている息の長い作品をアピールしていた。
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KOBE流行歌ライブでは常連の顔である。「小島の女」のカップリング曲は23年に発売している「大阪の雪」のギターバージョン。いずれも人気曲で、ギターバージョンで新録音の2曲は〈両A面〉だという。
西山は今の自分を感じ取ってもらいたいーーとばかりに歌っていた。また「どしゃ降りの雨の中で」では会場をラウンドした。
塚原哲平は熊本県人吉市出身。宮路オサムの付き人として6年半の下積みを経て、2008年にホリデージャパンから「男の金字塔」で歌手デビューしている。去年12月にメロディーレコーズに移籍。その第1弾「奥飛騨の女」をリリースした。
この楽曲は宮下健治が作曲を行なっており、「女心を歌った初めての作品です」と話して歌った。
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カップリングの「故郷別れ歌」も聴かせた。初恋の相手の幼馴染を探しにふる里に戻った男の未練心を歌っている。
懐かしの昭和歌謡曲のコーナーでは師匠の宮路オサムのヒット曲「なみだの操」を歌った。
紘呂しのぶは2019年10月以来の出演であった。宮崎県出身で神戸市在住。デビュー40年になる紘呂の代表曲と言えば「ふたりの吉都線」であろう。
鹿児島県姶良郡湧水町の吉松駅から宮崎県都城市の都城駅を結ぶJR吉都線の100周年記念曲として13年に発売されている。
吉都線がつないだ淡い初恋のロマンスを、郷愁誘う彼女の歌唱が多くの支持を集め24年3月に再リリースされた。
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青春歌謡曲「ときめきの同窓会」(19年)も紘呂の代表曲。同じ神戸で歌っていた故・岩本やすしの「懐かしの同窓(クラス)会」の女性版として発売されたものである。
ラテン調の「サクラでcha cha cha」(23年)も歌った。
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峯ゆかりはPRコーナーに出演し、今年1月にリリースした新曲「風にゆだねて」「あの街でもう一度」を披露すると共に、地元を盛り上げる「ええとこ ええとこ新開地」歌い、「これからも新開地発展のため歌い続けていきます」と、話していた。
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(Music news jp 曽崎重之)
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