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山田壽一、故渡辺要さんの衣装で熱唱 デビュー10周年歌謡ショー 多彩なゲスト カラオケ発表会も
◆歌手山田壽一(ホリデージャパン)が2024年12月22日、大阪・十三のホテルプラザオーサカで、デビュー10周年記念の歌謡ショー・カラオケ発表会を開いた。最新曲の「風の盆哀歌」や「愛」をテーマにしたカバー曲など全20曲を歌った。師匠である作曲家で作詞・編曲家でもあるたきのえいじをはじめ7人のゲストが出演。カラオケ発表会では90歳の男性が若々しく張りのある声で山田のオリジナル曲を歌っていた。
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山田壽一
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ショーのクライマックスで会場後方から着物姿で現れた山田壽一は「愛」をテーマに、「愛をありがとう」などカバー曲5曲を選んで歌った。演歌や民謡だけでなく多彩なジャンルをこなせることをアピールした。
この時の衣装の着物は今年7月に亡くなった歌手渡辺要の愛用の1着であった。10月に高松市内で行われたお別れ会で妻の渡辺希光子さんから譲り受けたものであった。
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山田はこれを着て渡辺要が愛した1曲の「母は今でもこころの港」を歌った。この歌は渡辺が中学校を卒業して名古屋の企業へ就職する際に、母親が高松港まで見送りに来てくれた情景を思い浮かべて歌ったもの。
山田もやはり、就職のために15歳で母親に見送られて大分港から旅立った当時の記憶が重なることから、渡辺が歌うこの歌が大好きだったという。
山田が歌う「母はーー」を聴きながら、希光子さんは時折り目がしらを押さえていた。
初の股旅装束で「瞼の母」
見どころいっぱいの歌謡ショーであった。オープニングでは、カラオケコンテストでグランプリを獲得して歌手へのきっかけをつかんだ時の歌唱曲「月物語」(五木ひろし)や、レコード会社からプロへのオファーが来たという歌唱曲「窓の外の女」(チョー・ヨンピル)などから歌った。
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民謡歌手としてのキャリアも長い山田はこの日、民謡も2曲を聴かせた。山梨県北杜市の増冨地区に伝わる草刈歌をもとに、武田家の隠し金山伝説を結び付けたという珍しい「甲州金山節」と、大阪の民謡「淀川三十石船舟唄」では、船が出るぞぅ〜 のセリフも。
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長谷川伸原作の小説を元にした歌謡浪曲「瞼の母」「一本刀土俵入り」では、渡世人に扮して初の股旅物への挑戦では、多くの人たちがカメラを構えていた。
ラストコーナーでは特別ゲストのたきのによるギターとハーモニカの演奏に合わせてオリジナル曲の「愛しくて切なくて愛は遠すぎて」と、湯原昌幸の「冬桜」をカバーした。
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「風の盆哀歌」を歌う山田壽一(左)
エンディングは前作の「日向恋しや」とカップリングの「哀愁別府」、そして自ら作詞をした最新曲の「風の盆恋唄」では、越中おわら踊りを交えて越中・八尾の風の盆世界を再現した。
アンコールにはリクエストに応えて「イヨマンテの夜」を歌った。
ゲストコーナーには洲本昌邦、正木奈々子、高山竜一、大川ゆり、大森あきら、岡田由美が出演した。それぞれ最新曲を歌ったが、いずれも「10年間でお世話になった人」(山田)ばかり。
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洲本は大分県佐伯市出身で山田とは同郷。正木は同じたきの門下、高山は山田と同様に脱サラをしての歌手、大川は同じ九州出身、大森は偶然楽屋で知り合ってから年に1度は一緒に仕事をする仲、岡田とは同じテレビ番組でレギュラー出演する間柄である。
1部のカラオケ発表会には山田壽一サポート会の山里郁三会長をはじめ68人が出場して得意曲を披露した。
山里会長は「山田さんは日夜、全国各地を回って活動されています。これからも支援をお願いしたい」と呼びかけていた。
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山田要一郎さんもカラオケを披露
また、兵庫県加古川市の加登憲良さんは90歳という高齢。年齢を感じさせない張りのある声で、山田の「日向恋しや」を歌って大きな拍手をもらつていた。
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(Music news jp 曽崎重之)
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