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三門忠司、初心に返る大阪ものの「大阪雨情」 C/Wには大好きな昭和の名曲 Music news jp 動画 インタビュー 0013
◆こんにちは「Music news jp」の曽崎重之です。きょうは9月18日に約1年ぶりの新曲で、定評ある大阪ものの「大阪雨情」を発表された三門忠司さん(テイチクエンタテインメント)をお訪ねして、その新曲や近況などについてお話を伺います。
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ーーよろしくお願い致します。まずは新曲発売おめでとうございます。定評ある大阪もので、元気な歌声を聴かせていただきました。三門さんの優しさが感じられる女歌ですが、発表に至る経緯を教えて頂けませんか。
「今年10月で80歳になりまして、これを切りにもう1度原点に戻り、初心に返って自分の歌を見つめ直したい、という思いがありました。三門忠司と言えばやはり大阪というイメージが定着しているように、次の楽曲も大阪ものでという思いがありました。それを受け入れてもらって、『大阪雨情』という作品になりました」
ーー三門さんには大阪ものが沢山ありますが、今作で何作目になりますか。
「何作になるんでしょうか。浪花の大阪ものは他のどなたよりも多い気がするのですが、三門忠司イコール関西・大阪のイメージが定着しており、色合い的にも関東ではなく、関西ですね」
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ーー「大阪雨情」の反響はいかがですか。
「1番に歌いやすい、覚えやすいーーといった声は良く聞きます。発売して1週間経った頃、友だちが、3回ほど聴いて歌えた、と電話でいうんです。採点カラオケでは93点が出たともいうんですね。私なんか自分の歌を歌っても90点もいかないんです。歌って頂けるのは嬉しいのですが、あまり上手に歌わないようにして下さいね」
ーーカップリングでは一転して「人生劇場」「大利根無情」といった懐かしくもあり、極めて男っぽい楽曲を選曲されていますが、その理由はなぜなのでしょうか。
「コンサートでも大先輩の名曲を歌わせてもらっています。今までにも懐メロを聴きたい、という声を沢山頂いてきました。今回、新曲のカップリングをどうするかという段階で、皆さんがご存知の懐メロでどうか、と提案しました」
ーーそのなかで「人生劇場」と「大利根無情」へのこだわりがあったんですか。
「村田英雄さんには個人的には可愛がってもらったし、『人生劇場』は好きな作品でした。『大利根無情』はテイチクの大先輩、三波春夫さんの楽曲で大好きな楽曲で、この思い出深い作品の2曲を入れて頂きました」
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ーー話は変わりますが盟友でもある渡辺要さんが7月にお亡くなりにになり、寂しくなりましたね。長いお付き合いだったのでしょうか。何か心に残っている思い出はありますか。
「要ちゃんと最初に会ったのは彼のデビュー曲の『若と貴』の時であったと思います。もう30年も前になりますね。2人とも仕事を辞めて歌手の道に入り、似ているところがありまして、仲良くカラオケや食事に良く行きました。彼も患って何年くらいになるんでしょうか・・・。体を痛めて、可哀想にこんな結果になってしまいました。同い年で歌い手仲間としても残念に思っています」
ーー長い付き合いの中で思い出はありますか。
「彼は達筆でして、毛筆が得意でした。書家のような綺麗な文字を書いていて、いつも感心していました。書は勉強したんですか、と聞いたことがあるんですが、『自己流や』と言っておられました。元々、素養があったんですね」
ーー私事で恐縮ですが、月に1度はウォーキング会を開いて長距離を歩いていますが、三門さんの健康面で心がけておられることはありますか。
「今、おっしゃったように、ウォーキングは趣味でもありますし、よく歩いてたんですが、今はそれにプラスしてお相撲さんがやる四股を1日片足10回、両足で20回くらい、毎日思いついた時に3セットやって股関節を伸ばしています。これを始めてから歩くスピードも早まりまして、さっささっさと歩けるようになりました」
「疲れも感じなくなりましたし、健康面にプラスになっているように思います。ぜひ皆さんも運動の中に四股を踏むことを加えてみてはどうですか。場所もとりませんし、自分流でしっかりと足を上げて腰を落とすことで十分に効果があると思います」
ーー歩くのがお好きということですが、毎日歩いておられるのですか。
「ほぼ毎日ですね。今年夏に田舎に引っ越しまして、周りに田畑が多くて、いくらでも歩ける環境があるんで、歩くようにしています」
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ーーこの先の予定をお聞かせ下さい。
「12月1日の日曜日ですが、テイチクレコードの90年祭、テイチクアワー イン 大阪が大阪国際ホールで開かれます。東京では来年2月11日にメンバーが変わって行われます。2月23日には大阪ヒルトンホテルでディナーショーを行います。最後のディナーショーになると思いますが、ぜひお越し下さるようお願い申し上げます」
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ーーところで最後に今まで多くのヒット曲を出しながら大阪在住にこだわり続けてこられたのはどうしてですか。
「特に東京へ行くのが嫌やという訳ででもなかったのですが、仕事があれば全国へ伺っています。大阪は住み慣れていて、居心地が良いというか、大阪のすべてが良くて、環境もあまりに良すぎて離れられなくなったのが正直なところです」
ーー東京への誘いはありませんでしたか。
「最初の事務所ではありましたが、大阪におらしてくれ、と言ってきました」
ーーこれからも健康に気をつけて、歌に歩きに頑張って頂きたく思います。
「幸せなことに皆さんに支えられて、好きな歌を歌える今が最高に幸せです。この歳になりますと、感謝しかないです。有難うございます」
ーーきょうは有難うございました。
動画インタビュー
(Music news jp 曽崎重之)