見出し画像

第326回大阪発流行歌ライブ、岡田しのぶ・五十川ゆき・男石宜隆・小川たける・ブレイクスルーの5組が出演

◆初出演が3組4人という5組が出演した第326回大阪発流行歌ライブが2024年12月18日、大阪市心斎橋のライブハウス、BIG CATで開かれた。岡田しのぶ(テイチクエンタテインメント)五十川ゆき(日本クラウン)男石宜隆(テイチクエンタテインメント)小川たける(エイフォースエンタテイメント)ブレイクスルー(Break Record)といった顔ぶれであった。

第326回大阪発流行歌ライブ
の出演者たち


 岡田しのぶはデビュー26年目にして大阪発流行歌ライブ初出演。関西では馴染みが薄かったが、最近ではキャンペーンで来阪の機会も増えているという。
 24年10月にリリースした「紅の意地」はテイチク移籍7枚目のシングル。「別れた男性を追いかけていきたいけれど、それをせずに女は意地を張る・・・。映画で言えば岩下志麻さんでしょうか。そんな姿をイメージして歌っています」と岡田。

写真・岡田しのぶ

 岡田が得意とする歌謡ひとり芝居をこの日も見せてくれた。出しものは、これまた得意演目の「瞼の母」。番場の忠太郎、お浜、お登世の3役を1人で演じ分けた。
 13分にも及び、ライブでの自身の持ち時間30分の大半をこれに費やすという力の入れようであった。


 五十川ゆきは08年に「十字架(クルス)の海/蛍火挽歌」でキングレコードから歌手デビューしており、13年には日本クラウンに移籍し、今年でデビュー16年目になる。このデビュー曲を令和版にアレンジした「蛍火挽歌 ~令和~」(22年)を出しているが、流行歌ライブではまずこれから聴かせた。

写真・五十川ゆき

 デビューから着物で歌っていたが、ここ最近はドレス姿が多かった。それを再び着物に戻したのが24年9月に出した「三日月と赤い橋」から。
 闇夜の月は人目を忍ぶ男女の姿にも似ているー、冬弓ちひろが詞を書き、岡千秋が作曲したこの楽曲をライブの自身のコーナーではラストで歌った。


 男石宜隆はドラマチックな恋の歌を得意とする。その代表作とも言える平家物語に材を取った「那智の恋滝」に続いて、忘れられない記念すべきメジャーデビュー曲となった「大阪泣かせ雨」(16年)を歌った。
 その熱情的な歌唱故か、彼を応援する女性ファンは多く、会場でも沢山の女性が応援をしていた。

写真・男石宜隆

 今年8月にリリースした「秋霖(しゅうりん)」をラストに聴かせた。逢う事の叶わない人への想いを歌った歌謡バラードである。作詞が円香乃、作曲は大谷明裕、編曲は伊戸のりおによるドラマチック歌謡の新境地を模索した楽曲である。
 これのガップリングの「紅花の恋」も歌ったが、やはりドラマティックな歌謡演歌でファンの熱い声援が送られていた。


 小川たけるも初出演であった。デビュー11年目。松江市出身で同市の観光大使でもある。その町のシンボルである松江城を歌ったデビュー曲「ふたりの城下町」で客席をラウンドした。
 ラストで歌った最新曲「夢の破片」は、自身で作詞作曲した作品で「先輩歌手の松原健之さんから、自分で書いておくと後々役立つよ、と勧められた」という。

写真・小川たける
写真・ブレークスルー

 ブレークスルーは純平と涼哉の男性2人組のポップスシンガー。「スノーフラワー」と「リコレクション」の2曲を歌った。
 デビュー10年目で、大阪では月に1回の割りでライブを開いているが、大阪発流行歌ライブには初出演。
(Music news jp 曽崎重之)

@3531

いいなと思ったら応援しよう!