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中澤卓也インタビュー ジャンル分けしたコンサートツアーで動員増 CD販売にも好影響

◆歌手中澤卓也が精力的に全国で「UTATABI」と題したコンサートツアーを行なっている。2024年は東京でのバンドツアーに始まり、12月の京都での弾き語りツアーまで13会場での開催である。バンド・演歌/歌謡曲・弾き語りと3つのジャンルに分けてのツアーは動員を増やし、CD販売へも好影響をもたらしている。

ツアーに意欲を見せる中澤卓也


ーー コンサート・ライブ活動が活発なようですね。


 「コンサートは去年からバンドツアーと弾き語り、演歌・歌謡曲の3つに分けて行なっており、去年はトータル10会場でした」
 「以前はポップスも歌謡曲も一括りで演っていました。これを別々にするとどうなるのかーといった興味からジャンル分けをしたのです。バンドメンバーの選別など、特化してみると集中出来るし、公演への動員も増えます」

ーー 12月14日には京都で弾き語りコンサートを予定されていますね。

 「ロームシアター京都サウスホールではアコースティックギター1本で、弾き語りコンサートツアーを開きます。約2時間半の公演は2部制では、フォークなどを交えながらの1人芝居を演じ、2部ではオリジナル曲を聴かせます」

ーー 弾き語りツアーは今年3会場目。ジャンル分けの効果をもう少し聞かせてもらえますか。

 「コンサートやライブは音楽のジャンルの本質的な部分の違いを感じてもらうためのものです。ジャンル分けすることて、照明やステージ構成など全体が観客にどのように映るのか、見え方までも考えるようになりました。
 これによって、観客にも次回のステージも見たい、といった願望が強くなるようで、各公演ともに来場者数は増えています」

ーー CDというパッケージ販売で音楽を届ける手法よりも、コンサートやライブでといった考えでしょうか。

 「シングル『陽はまた昇る』を出して2年。この後にアルバムも出しています。コンサート・ライブを演ることでCDは売れています。ツーショットの写真を撮るためにコンサートに足を運んでCDを買って頂いている人もいます。こうした動きを見ていると、まだCDもありかなと思います」

ーー ジョイントライブも予定されていますね。

 「12月21日には東京・日本橋の三井ホールで辰巳ゆうとさん、松尾雄史さん、パク・ジュニョンさんと〈ヤング歌謡パラダイス〉と題したジョイントライブを行います。それぞれ1人で勝負しているメンバーが集まったことで、新たなエネルギーが出るんじゃないかと思っています」

ーー 来年はデビュー10年の節目ですが、何か趣向を考えていますか。

 「来年は30歳になります。30代をより良い10年にしたいし、この先の10年がさらに楽しみです。去年の今頃には、想像も出来なかったことが現在、次々と実現しており、今からワクワクしています」

ーー 今年も自動車レースにも力を注がれていましたね。11月24日のモビリティリゾートもてぎでの決勝レースでは2位でした。

 「去年は4輪自動車レースで初タイトルを獲得しました。今年はレース6戦にフル参戦しました。歌手の活動を通じてモータースポーツの魅力を発信するシンガーソングドライバーとして、これからも活動していきます」
 「さらに今年はCSデジタル放送のスポーツ専門チャンネル「GAORA SPORTS」で、デイトナ500とかNASCAR(ナスカー)といったアメリカの自動車レースの実況中継も初めて体験しました。夜中に現地の放送を見ながら話すのですが、ドライバーの名前を覚えるのが難しかったですね」

ーー 年末年始はゆっくりと出来ますか。

 「はい。実家でゆっくりと過ごしたいと思います。来年は名古屋での仕事が初仕事になりそうですが、歌にレースにと取り組んで行きます」


〈イベント情報〉
12月2日 ニューシングル「青い空の下」(25年1月15日発売)の新曲発表・記念予約イベント「ミニライブ&特典会」(イオンモール新潟亀田インター1階マリンコート=新潟市)午後2時からと同5時からの2回。
https://www.nakazawatakuya.com/news/15437/

(Music news jp 曽崎重之)
@3516

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