見出し画像

大谷めいゆう、奈良で古希を祝うサンクスライブ 全9曲歌う ゲストに入山アキ子ら

◆今月70歳を迎えたシンガーソングライターの大谷めいゆうが2024年7月28日、奈良市内の学園前ホールで古希を祝うサンクスライブを開いた。作曲家大谷明裕の名前で作曲して福田こうへいに提供した「親友よ」(24年)など9曲を披露した。

写真・大谷めいゆう

 「親友よ」は「庄内しぐれ酒」のカップリング曲。去年7月に亡くなった元キングレコードの古川健仁プロデューサーから生前最期の作品として、大谷に「福田が今まで歌ったことのないフォーク演歌を作って欲しい、と去年5月に依頼があった」というもの。
 福田は東日本大震災で親友を亡くしているという。それだけに「いい作品をもらった、とコンサートでは必ず歌ってくれるなど、作家冥利に尽きます」と大谷。

写真・大谷めいゆう
写真・出演者全員でアリスの「稲妻」を歌う
左から森川大輔、池田かよこ、入山アキ子、大谷めいゆう、清水聖史。本間由里

 演歌Z世代の原田波人に提供した「万燈籠」は、原田が初めて挑戦する(フォーク)演歌だが、心に沁みる歌として若い世代にも人気の作品となっている。
 また今年1月に亡くなった小金沢昇司に歌ってもらおうと作ったという「君へ」は、大谷が「娘へ向けて書いたメッセージソング」だが、それも叶わなくなったので自身で歌い聴かせた。

 ラストは「ありがとう・・・感謝」。その小金沢に提供した楽曲で、今でも沢山の人たちがイベントのフィナーレで歌う歌として定着している。2コーラス目からこの日の出演者全員がステージに勢揃いして歌って幕を下ろした。

写真・全員でフィナーレ

 ゲストの1人、入山アキ子は「月に笑う蝶」や悪女シリーズなど大谷作品も数多いが、この日はその中から「みだれ舞い」(19年)を聴かせた。「一泊二日 ギターバージョン」「ザンザ岬」のオリジナルも歌い、「8月7日には原点回帰を期して、『ザンザ岬』のニューバージョンを発売します。デビュー曲をもう1度蘇らせます」と、アピールしていた。

写真・入山アキ子

 大谷は「きょうは皆さんに古希を祝って頂き有難うございます。所属する日本作曲家協会(会長・徳久広司)では最近まで最年少でしたが、ライブのバンドマスターでピアノを担当した中西大介さんなど若い作曲家の加入もあり、これからの成長が楽しみです」と話した。

写真・挨拶する大谷めいゆう


※写真・記事の無断使用はお断りします。

[Music news jp]

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?