第226回KOBE流行歌ライブ、西山ひとみが2年ぶりに熱唱 幸田和也・K enjroも出演
◆メロディレコーズ移籍第1弾の「戯れごと」が好評な西山ひとみが2024年9月12日、約2年ぶりにKOBE流行歌ライブに出演した。自身の代表曲でもあり3度目の新録盤で来年1月に発売が決定している「小島の女」など7曲を歌い、その存在感をアピールした。ライブには幸田和也(ホリデージャパン)Kenjro(テイチクエンタテインメント)も出演した。
西山ひとみは圧倒的な歌唱力で観客を魅了した。懐かしの昭和歌謡を歌うコーナーでは客席に降りて美空ひばりの「お前に惚れた」を歌った。9月生まれの人たちから名前を聞き、それを歌に盛り込んだ。これは彼女がカラオケ喫茶店などでのキャンペーンを盛り上げる方法のひとつだが、「大きな会場では初めて」の試み。ベテランの彼女ならではのステージングで会場は一体感を強めていた。
西山が今年5月に発売したシングル「戯れごと」は作詞が朝比奈京仔、作曲は徳久広司、編曲は佐藤和豊といったヒットメーカー。本当はもう一度会って話したいけど・・・大好きな切ない想いが伝わってくる新たなラブソングである。
「すでに沢山の人に歌ってもらっています」と西山。
西山の歌手デビューは1987年の「難波女の演歌やねン」であった。2002年5月には「小島の女」を出し、08年7月に同曲のアコースティックバージョンをリリース。そして25年1月にはギタリスト斉藤功のギター演奏を新たに挿入した3度目の新録音となる「小島の女」を発売することになっている。
早々とそれを聴かせて、西山は「3つの『小島の女』を(自分の)足跡としたい。今までよりも軽く歌うことで、人生ってこんなものよーと、かっこいい女性を表現しました」と、新しくなる代表曲について説明した。
幸田和也は新曲「哀しみのシルエット」でますます歌唱力を高めている。デビュー16年目、東京に拠点を移して7年目。ここに来てようやく大人のムードをかもし出す歌で観客を惹きつけていた。
10月27日には木下結子、原田ヒロシらホリデージャパンの歌手と共に、大阪KKRホテルでディナーショー「歌に恋して〜Beautiful four days」にも出演する。
Kenjroは9月15日に東京でデビュー15周年記念の新曲発表ライブを開いた。その記念曲として8月に発売したのが「涙酔い」。ふる里を思いながら過去を悔いて涙するーそんな男を歌う。
カップリングは「ハートカクテル」。マンボのリズムにのったリズム感ある楽曲。ステージでもダンスを交えて歌を披露した。