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第255回歌謡曲応援の会、成世昌平が4曲を歌唱 恒例の正月公演

◆ 「はぐれコキリコ」のヒット曲で知られる成世昌平が出演した第255回歌謡曲応援の会が2025年1月20日、大阪・梅田のジャズライブハウス、ロイヤルホースで開かれた。成世は最新曲の「あんちゃん」など4曲を歌った。

第255回歌謡曲応援の会
出演者たち

 正月特別バージョンとして開かれたこの回には恒例となっている成世をはじ7人が出演した。

 成世は正月らしくめでたい歌詞が並ぶ「寿」(1987年)から歌い、雪の重みに耐えかねてポーンと音を立てて折れる竹を題材にした「雪折れ竹」(2022年)江戸時代の京都と大阪を結ぶ交通の幹線であった淀川の船便にまつわるドラマ「三十石船哀歌」(21年)兄をふる里に見立てた、作詞家もず唱平プロデュースの「あんちゃん」(23年)の4曲を歌った。

写真・成世昌平

 広島・三次市出身の成世はサラリーマンを経て民謡・演歌歌手に転身し、今年は民謡成世流甲(きのえ)会発足45周年、歌手デビュー40周年にあたる。これを記念したコンサートを3月23日に大阪国際交流センターで開く。民謡・演歌歌謡曲の門下生らがゲスト出演する。


 この日は大川ゆり、中山ひさし、鳳城朋美、高山竜一、白鳥まゆ、永田ゆうも出演。それぞれ最新曲など4曲ずつを歌唱した。
 大川は「花結び」(22年)などを、中山はキャバレーやナイトクラブ全盛の昭和時代にバンドのリードボーカルとして活躍。当時を彷彿させる楽曲を歌い続けており、24年12月にリリースした「Wife 〜女房〜」などを聴かせた。

写真・大川ゆり
写真・中山ひさし

 鳳城は北海道でのバスガイドを経て歌手に。デビュー28年になるベテランである。本拠地の三重県を中心に活動している。最新曲「花鏡」などを歌った。
 高山竜一は広島出身で関西を中心に活動をする。8年前のデビュー曲「時間(とき)という竜よ」をはじめ、人それぞれの希望の灯りを蛍の小さな輝きにたとえて歌う最新曲「螢火」などを。

写真・鳳城朋美
写真・高山竜一

 白鳥はカウセリングの仕事から憧れの歌手になって10年になったのを記念したリサイタルを、去年6月に地元の貝塚市内で開いている。
 オリジナル曲の中から「未来(あす)へ続く道」などを歌い、石原裕次郎の「引き潮」のカバー曲も聴かせた。
 永田は去年7月にシンガーソングライターの舞ゆうじが代表を務める舞姫ミュージック(大阪市)からデビューしたばかり。デビュー曲の「恋はアンフェア」などを歌った。

写真・白鳥まゆ
写真・永田ゆう

(Music news jp 曽崎重之)
@3548

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