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北川裕二、大阪でデビュー40周年記念ディナーショー 師匠の弦哲也がサプライズ出演 2人で「北の旅人」歌う

◆デビュー40周年を迎えている歌手北川裕二(キングレコード)が2024年9月8日、大阪市天王寺区のホテルアウィーナ大阪で40周年記念ディナーショーを開いた。約200人のファンが詰めかけ、歌謡ショーではデビュー曲から新曲の「なみだぐせ」まで全19曲を歌った。師匠の作曲家、弦哲也が応援に駆けつけて一緒に歌うサプライズも見られた。

写真・ファンからの花束を手に歌う北川裕二

 全国5地区で開催する北川裕二の40周年スペシャルディナーショーは、6月に北海道で、7月には千葉県で行っており、大阪は3ヶ所目の開催であった。
 北川が大阪でディナーショーを開くのは、35周年を記念して2018年にホテル阪神で開いたのに続いて2度目となった。

 オープニングは今年5月にリリース
した40周年記念曲「なみだぐせ」。愛する人への想いを募らせる作品で、新川二郎の「東京の灯よいつまでも」を彷彿させる。CDは発売以来、好調な売れ行きを見せており、「YouTubeの再生回数も20万回を超えている」(北川)ほどの人気ぶり。
 続いてカップリングに新たに収録した40年前のデビュー曲「雨の停車場」1984年)を聴かせた。

写真・大阪では2度目のディナーショー

 長年にわたって脊柱管狭窄症を患っていることもあって、今年は2度の手術を行ったという。それをおしてのステージであったが、客席をラウンドして「港哀歌」など3曲を歌い、ファンと握手して回って元気な姿をアピールした。

写真・応援にやって来た師匠の弦哲也と握手

 そうした状態を気遣うように、師匠の弦哲也がステージに現れて「心配で東京から駆けつけました」と、花束を贈って40周年を祝った。
 それに応えるかのように北川は「僕の好きな石原裕次郎の『北の旅人』(作曲・弦哲也)を一緒に歌ってもらいたい」とリクエスト。
 願いがかなって北川は「先生の指導はは厳しいですが、きょうは優しかったですね。来て頂き目がうるうるとなってしまいました」と、目頭を押さえていた。

写真・甘い声でムード歌謡も

 色んなジャンルの楽曲を歌ってきた北川であるが、ムード歌謡が大好きというだけに、「溺愛」などオリジナル曲をはじめ、カバーした「中の島ブルース」「ふりむかないで」などを持ち前の甘い声で聴かせていた。

感慨無量の40周年


 北川の歌手40年のスタートは30歳のときであった。このきっかけとなったのは、テレビのオーディション番組「新・スター誕生」で6代目グランドチャンピオンに選ばれたことであった。それによって弦哲也の門下生となり、デビューへ。以来、歌ってきた楽曲はすべてが弦による作品で占められているほど。

 歌謡ショーの冒頭では、その40年の「終わりのない演歌一本道」の歩みをビデオで紹介し、北川は「山あり谷ありの40年でしたが、この節目でディナーショーを開けるのは感無量です」と挨拶した。

写真・最後にフルコーラスで新曲「なみだぐせ」を歌う

 最後は新曲「なみだぐせ」をフルコーラスでもう1度歌って、「40周年を迎えていますが、これからも頑張って歌って行きます」と意欲を示した。
 この日はまた、小芝陽子・光岡洋・柾木祐二による歌のコーナーではそれぞれの新曲などを披露していた。

 北川の40周年記念ディナーショーはこのあと、10月27日に福島・郡山市、11月17日に東京で開く予定である。


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