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328回大阪発流行歌ライブ、秋山涼子・津吹みゆ・木村徹二・小山雄大が出演

328回大阪発流行歌ライブが2025年2月19日、大阪・心斎橋のライブハウス、BIG CATで開かれ、秋山涼子(テイチクエンタテインメント)津吹みゆ(日本クラウン)木村徹二(同)小山雄大(キングレコード)のベテランから新人までの4人が出演した。

328回大阪発流行歌ライブ
の出演者たち

◼️デビュー36年のベテラン秋山涼子は今、40周年の大きな区切りを目指して奮闘中である。去年11月に発売した新曲「サロマの湖(うみ)」は、話題のラッピングカーで全国キャンペーンを駆け巡っている。
 1月末には歌の舞台となった北海道佐呂間町にあるサロマ湖を訪ねている。同町の武田温友町長とも面談して大歓待を受けたという。町をあげての応援ムードに、自ら作曲した新曲への評判は高まっている。

好評「サロマの湖(うみ)」
を歌う秋山涼子

 前作の「春待つ女」新曲と同じ北海道シリーズの「終着…雪の根室線」ではきゃくせきをラウンドして笑顔をふりまいていた。
 自身のコーナーのラストナンバーは新曲「サロマの湖(うみ)」。歌ではサロマ湖は 碧く清らかーーなのであるが、実際には「雪に覆われて真っ白だった」と、笑わせていた。
 カップリングの「恋の双六おんな旅」も歌った。


◼️デビュー10年を迎えている津吹みゆは1曲1曲と大人びてくる。去年11月に出した「なみだ紅」は、どんと響く直球ボイスのキャッチコピーで18歳でデビューした彼女の大人への変化を感じさせる。
 この日は同曲をはじめ「おんなの津軽」「おんなの嵯峨野路」といった旅情演歌も披露した。新曲カップリングの「闇夜においで」はみゆちゃんコールの中での歌唱。

大人びた楽曲にも挑戦する津吹みゆ

 津吹は大の宝塚歌劇のファンでもある。ファンが高じて劇中歌を歌ってみせるほどである。ステージでは「エリザベート - 愛と死の輪舞 - 」から「私だけに」の一節を熱唱して、客席からは大きな拍手が送られていた。
 また4月5日には東京・渋谷のさくらホールで、「津吹みゆ10周年コンサート」を開く。新たな津吹のスタートでもある。


◼️ステージに立つ木村徹二の姿は、父親の鳥羽一郎を見ているようでもある。この日は3年前のデビュー曲「二代目」から歌った。「沖縄以外は全都道府県を訪ねました」というほど、忙しく走り回ってきた3年である。
 今年2月5日には新曲「雪唄」をリリースした。歌謡曲のようでもありポップスのようでもあるーーという「新しいジャンルの楽曲」に挑戦している。

新曲「雪唄」を歌う木村徹二

 鳥羽一郎のデビュー曲で代表曲でもある「兄弟船」と叔父の山川豊のヒット曲「アメリカ橋」をカバーして聴かせた。
 そんな父親とのエピソードも披露した。「俺の若い時はもっと忙しかったぞ。そんな程度でへたばっていたらダメだ、と言われたことでデビュー当時、仕事に忙殺されていた時の迷いが吹っ切れました」
 鳥羽は1番の理解者で応援をしてくれる人であるという。「父、叔父、兄と4人で紅白に出場したい」とも。


◼️初出演の小山雄大は去年、「道南恋しや」でデビューした。年末には第66回日本レコード大賞新人賞を受賞している。今年3月にリリースした新曲「じゃがいもの花」やデビュー曲などを披露した。
 新曲はじゃがいもの花の花言葉が慈愛であることから、全国のお母さんへのメッセージでもあり、「母への恩返し」を込めて歌う。

息子のように可愛がって下さい
と小山雄大

 4歳から民謡を習って育ったという。伸びやかな声はその賜物で、この日は民謡の大先輩の成世昌平のヒット曲「はぐれコキリコ」をカバーしてみせた。
 「子供の頃から夢は演歌歌手」だったという。2018年に上京して作曲家弦哲也の指導を受けた。その弦から「同じ事務所の三山ひろしのように〈雄大〉になれ」と、名前を付けてもらったという。
( Music news jp 曽崎重之)
@3557

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