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米ウースター工科大学、狭い場所での検査や3次元マッピングが可能なソフトロボットを開発

2023年9月19日、米ウースター工科大学(Worcester Polytechnic Institute (WPI))の研究グループは、トカゲのような能力を持ち、狭い場所での検査や3次元マッピング作業用に設計された多用途ソフトロボットを開発したと発表した。
 
プラスチック、3Dプリント部品、レーザー加工部品、センサー、小型コンピューター、モーターで構成された「折り紙」デザインのこのプロトタイプ・ロボットは、モジュラー設計と変形可能なボディのおかげで、壁、ダクト、パイプなどの老朽化したインフラの隅々で水平方向にも垂直方向にも移動することができる。また、カメラとセンサーを装備し、自律的に地域をマッピングすることができるため、侵襲性の低い方法での歴史的建造物などの改修のためのツールとなると期待される。
 
同ロボットは、マサチューセッツ州ウースター市との共同研究によって開発され、市役所やウースター・シニア・センターなど、市内のさまざまな場所でテストされた。
 
出典:
2023年9月19日付 ウースター工科大学(英語)
https://www.wpi.edu/news/lizard-you-actually-want-crawling-walls 
2023年9月20日付 TechXplore(英語)
https://techxplore.com/news/2023-09-flexible-robot-small-spaces.html