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中国VisionNav社、シリーズC+ラウンドで8000万ドル超の資金を調達

2022年4月29日、中国の物流ロボット開発会社VisionNav Robotics(未来机器人)社は、フードデリバリープラットフォームMetituan(美團)社と、中国のベンチャーキャピタル5Y Capital(五源资本)社が主導するシリーズC+ラウンドで8000万ドル(約103億円、1ドル=129.08円で換算)超の資金を調達し、研究開発、製品の安定性と標準化を中心とした製品性能の最適化、グローバルな顧客に対する大模な製品導入とローカライゼーション推進を図ると発表した。

同社は、自動運転の開発・応用に重点を置いて、視覚的な人工知能のナビゲーション技術で自動マテリアルハンドリングシステムの提供に取り組み、イントラロジスティクスのあらゆるシナリオへの対応を想定して、高さ9.4mのラックストレージ、2mという狭い通路へのアクセス、無人積み下ろし、多層の移動式材料フレーム積み上げなどの複雑なアプリケーションを開発した。

現在、30以上の国や地域にマーケティングセンターを設立しており、取引先は、自動車部品、タイヤ、石油化学製品、タバコ、食品、医薬品、3C(コンピューター、通信、家電)電子機器製造、電子商取引物流、3PL、繊維、印刷、製紙など多岐にわたる。これまで、350以上のプロジェクト、1500台以上の自律型フォークリフトと無人トラクターの納入に成功したとのこと。売上額は2019年から2021年にかけて10倍に成長、2022年は対前年度比300%の成長、そして、平均受注額350%、顧客再購入受注額300%の増加を見込んでいる。

出典:
2022年4月29日付 VisionNav Press Release(英語)
https://www.visionnav.com/articledetail/132.html 
2022年4月29日付 The Robot Report(英語)
https://www.therobotreport.com/visionnav-robotics-closes-80m-for-agvs/