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サービスロボット市場、2028年までに66%の成長を遂げ規模は550億ドルに

2024年7月12日、米国の投資会社Altindex社は、ドイツの市場調査会社Statista社によるサービスロボットの市場調査データを引用し、同市場は2028年までに66%の成長を遂げ、規模は550億ドルに達する見込みであると発表した。この成長は、産業用ロボット部門を大幅に上回る。
 
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより、サービスロボットは人と人との接触を減らすことができるという点で普及が加速したが、その後も人気は上昇を続けている。これらのロボットは現在、医療、ホスピタリティ、小売、物流の分野で広く利用されており、運用コストの削減、24時間365日の稼働、危険な環境での安全性の向上といった利点をもたらしている。サービスロボットの収益は、2018年の182億ドルから2024年には335億ドルへとほぼ倍増。一方、産業用ロボット部門の成長率は11%である。米国がこの市場をリードし、2028年までに55%増の140億ドル以上を稼ぐと予想されている。また、中国の市場も大幅に拡大し、同期間に収益は60%増の106億ドルに達すると見込まれている。
 
サービスロボットの台数は、2016年の1000万台から2023年には3600万台近くへと3倍に増え、今年は3800万台を超えると予想されている。Statista社は、2028年までにサービスロボットの台数は、技術的進歩、ヘルスケア、物流、ホスピタリティ、家庭用などの分野における需要の高まりによって60%増加し、約6500万台に達すると予測している。
 
出典:
2024年7月12日付 Altindexプレスリリース(英語)
https://altindex.com/news/service-robots-growing 
2024年7月14日付 Robotics & Automation News(英語)
https://roboticsandautomationnews.com/2024/07/14/service-robots-market-growing-six-times-faster-than-industrial-robots/84249/