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米Figure AI社、第2世代ヒューマノイドロボット「Figure 02」を発表

2024年8月6日付The robot Reportによると、米Figure AI社は、第2世代ヒューマノイドロボット「Figure 02」を発表した。

Figure 02は、前モデルのFigure 01と似た外観であるが、表面がFigure 01のクロームメタル仕上げではなくマットブラック仕上げで、曲線とフィット感を備えたスポーツカーのようになっている。新しいロボットのバッテリー容量は、Figure 01より50%大きく、バッテリーはヒューマノイドの胴体に組み込まれており、これにより、重心が中心線に近づき、ロボットの機敏性が増している。

すべてのケーブル配線は、手足に統合されており、各関節のパワーとパフォーマンスを最適化するために、ロボット用のカスタムモーターが、関節のドライブトレインに統合されている。各指は、センサーとモーターを含む統合ユニットによって作動し、手と指へのすべての電源とセンサー信号の配線を収納したことにより、手首は、人間の手首と同様の可動範囲を提供する。

また、Figure 01と比較して3倍の計算能力と人工知能(AI)推論を持ち、6台のRGBカメラからの高速な常識的な視覚推論を可能にするオンボードビジョン言語モデルも搭載されており、これにより、現実世界で完全に自律的にタスクを実行することが可能となっている。さらに、Figure 02は音声コマンドを使用するとともに、OpenAIと提携してトレーニングされたカスタムAIモデルに接続されたオンボードマイクとスピーカーを介して、人間と会話できるようになっている。

出典:
2024年8月6日付 The robot Report(英語)
https://www.therobotreport.com/figure-02-humanoid-robot-is-ready-to-get-to-work/