米MINETA、歩行者の道路横断を支援するロボット「CrossBot」を発表
2024年6月11日、米Mineta Transportation Institute (MINETA)は、米カリフォルニア州立大学フレズノ校の准教授で共同研究者でもあるホヴァネス・クルハンジアン(Hovannes Kulhandjian)氏が開発した、道路横断中の歩行者を支援するロボット「CrossBot」を発表した。
LiDAR、レーダー、カメラ、マイク、スピーカーシステムを搭載し、リアルタイム検知に高度な機械学習(ML)アルゴリズムを使用するCrossBotは、90%以上の精度で車両、自転車、歩行者を検知して子供たちが安全に道路を渡れるタイミングを知らせることができ、市街地でのテストも実施済みである。
米国では2022年に路上の交通事故による死亡者数は7,500人を超え、14歳未満の子供の死因の第2位となっている。クルハンジアン氏は、自身の地域で横断歩道警備員の不足を目にしたことがきっかけで、歩道警備員の補助としてこのロボットを開発した。価格は1万5000ドルから1万7000ドルを想定している。
出典:
2024年6月11日付 Mineta Transportation Institute(MINETA)Publications(英語)
https://transweb.sjsu.edu/research/2353-Smart-Robot-Pedestrian-Safety-Road-Crossing Smart Robot Design and Implementation to Assist Pedestrian Road Crossing(英語)
https://transweb.sjsu.edu/sites/default/files/2353-Kulhandjian-Smart-Robot-Pedestrian-Safety-Road-Crossing.pdf
2024年8月10日付 TechXplore(英語)
https://techxplore.com/news/2024-08-robot-children-streets-safely.html