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中国Unitree社、人型ロボット「Unitree G1」を発表

2024年5月13日、中国Unitree社は、人型ロボット「Unitree G1」を発表した。価格は、標準型が9万9000元(214万円)、二次開発も可能なEDU型の価格はオプションに応じて異なる。
 
G1は、高さ約127cm、重量約35kgで最大移動速度は2m/s、23~43個の関節で可動域が広く、120N.mの最大関節トルクを誇る。また、ディープ・リインフォースメント・ラーニング(深層強化学習)とAI駆動のシミュレーションにより、ダイナミックな立ち座り、屈伸、舞棍(長い杖を使う中国武術)のような動きなど、複雑なアクションを実行できるほか、オプションのロボットハンド「Dex3-1」を装着すると、クルミの殻割りや重量物の運搬、卵などの壊れやすいものの取り扱いなども可能。G1は、米Intel社のデプスカメラ「RealSense D435」と中国LIVOX社の3D LiDAR「MID360」により360°のデプス検知が可能で、バッテリー寿命は2時間。
 
Unitree社はこれまで、フルサイズ電動ヒューマノイドロボット「H1」や、工場検査や危険な環境で使用される産業用4足歩行ロボットなどを開発し量産している。同社は2024年2月、製品開発、事業拡大、組織強化を目的としたシリーズB2ラウンドで10億元(約217億円)近くの資金調達に成功している。
 
出典:
Unitree「G1」ウェブサイト(英語)
https://www.unitree.com/g1  
2024年5月14日付 36Kr(中国語)
https://36kr.com/p/2775759603876737