2022年のロボットイノベーションのトップ50に中国企業3社がランクイン
2022年4月22日付OFweek机器人網[1] によると、Robotics Business Reviewが発表した2022年RBR50 Robotics Innovation Awards(RBR50)に、中国企業3社[2] がランクインした。RBR50は、先進的な企業による独創的でインパクトのある開発製品を表彰するもので、世界中でロボット工学分野の成長を測る重要な指標となっている。ランキングに入った中国企業[3] は以下のとおり。
海柔創新科技有限公司(HAI ROBOTICS)[4] [5] は、自動ケースハンドリングロボット(Autonomous Case-handling Robot:ACR)システムを提供。同システムは、ピッキングや搬送などに利用でき、高さを有効に活用したストレージを実現、レールなどの補助なく前進、後退、ターンすることができると同時に、自律的なナビゲーションで障害物回避や自動充電も可能。
灵動科技有限公司(ForwardX Robotics)[6] [7] の自律走行搬送ロボット(AMR)製品は、第4世代と呼ばれる視覚AMRで、カメラとレーザーセンサにより周囲を認識し走行。磁気テープやQRコードが不要なため短期間での導入が可能で、周辺環境における動的物体の運動状況把握により、作業員との協働が可能となることで、コスト削減、業務効率の向上を実現。
浙江立鏢機器人(Libiao Robotics)[8] は、スマート仕分けロボットの「小黄人」を開発、現在は第4世代を販売している。小黄人は、導入コストが低く、省スペース化を実現しており、倉庫の特徴に合わせたワークステーションに、対応する無人搬送車(AGV)を配置、AGVが荷物のQRコードをスキャンし、自動的に指定された場所に運搬する。
出典:
2022年4月22日付 OFweek机器人網[9] (中国語)
https://robot.ofweek.com/2022-04/ART-8321200-8100-30558545.html
Robotics Business Review(英語)
https://www.roboticsbusinessreview.com/2022-rbr50-robotics-innovation-award-honorees/