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米カリフォルニア大学サンディエゴ校、表現力豊かなさまざまな動きができる人型ロボットを開発

2024年7月11日、米カリフォルニア大学サンディエゴ校電気・コンピュータ工学部の研究チームは、さまざまな地形でバランスを保ちながら、ダンスや手振り、ハイタッチ、ハグなど、表現力豊かなさまざまな動きができる人型ロボットを開発したと発表した。
 
このプロジェクトは、工場や病院、家庭といった環境で、ロボットが人間と安全に共存しながら作業できる環境を実現し、人間とロボットの相互作用を強化することを目的としている。このロボットの表現力は、多様な人間の動きを学習することで実現されている。モーションキャプチャデータとダンスビデオの膨大なコレクションを活用し、研究チームはロボットの上半身と下半身を別々にトレーニングした。この方法により、ロボットは砂利、土、ウッドチップ、草、傾斜したコンクリートなどで覆われた通路を安定した歩行で進みながら、複雑な上半身の動きを行うことができる。
 
現在、ロボットの動きは、ゲームコントローラーを使って人間のオペレーターが制御し、速度、方向、特定の動作を指示している。将来は、自律的なタスクの実行とナビゲーションを行うためのカメラが搭載される予定で、チームはより複雑なタスクに対応できるようロボットの設計を改良し、その動作やジェスチャーの範囲を拡大して、ロボットの能力とさまざまな人間環境への統合をさらに強化する。この研究は、2024年7月にオランダ・デルフトで開催される「2024 Robotics: Science and Systems Conference」で発表される。
 
出典:
2024年7月11日付 カリフォルニア大学サンディエゴ校 プレスリリース(英語)
https://today.ucsd.edu/story/learning-dance-moves-could-help-humanoid-robots-work-better-with-humans
2024年7月11日付 TechXplore(英語)
https://techxplore.com/news/2024-07-humanoid-robots-humans.html