カスタムデザインとカスタムフィットを実現した4Dニットドレスロボット
2024年3月8日付TechXploreによると、米マサチューセッツ工科大学卒の研究者サーシャ・ミッキンレー(Sasha MicKinlay)氏は、ファッション会社と協力して、カスタムデザインとカスタムフィットを実現した4Dニットドレス作成ロボットを開発した。
ミッキンレー氏は、活性糸の製造、コンセプトデザインの作成、編み技術の開発、研究所の工業用編み機のプログラムを支援した。衣服のデザインが機械にプログラムされると、複数のドレスを迅速に製造することができ、活性糸がデザイン内のどこに配置されているかにより、ドレスはピンタック、プリーツ、エンパイアウエスト、締めたウエストなどのさまざまなスタイルを取ることができる。また、チームの他の研究者により、熱活性化プロセスを、その適用を正確に制御するプログラム可能なロボット手順に変換した。
4Dニットドレスは、ファストファッションの対極にあり、ファッション業界の従来の「カットソー」プロセスとは異なり、完全に1枚で作られるため、無駄がほとんどない。何年もかかる通常の設計と製造プロセスとは異なり、需要があればすぐに作成でき、小売業者が通常各シーズンの終わりに抱える在庫の無駄の量が削減されることが期待される。
出典:
2024年3月8日付 TechXplore(英語)
https://techxplore.com/news/2024-03-4d-robot-technologies-custom.html