中国の雅可比機器人、シードラウンドを完了し、口頭指示だけで動くAIロボットをスーパーに展開
2023年9月12日付36KrJapanによると、中国の人工知能(AI)スタートアップ企業である「雅可比機器人(Jacobi.ai)」は、シードラウンドで資金調達を実施した。
同社は、スーパーマーケット向けのソリューションとして、トレーニングを一切していないロボットでも口頭指示で、商品の仕分けや品出しなどのタスクが実行できるAI搭載のロボット「エンボディドAI」を開発している。
これは、「J-Mind」という技術によるもので、大規模言語モデル(LLM)とマシンビジョンを組み合わせることで、トレーニングを受けていないロボットが能動的に観察し、言語によるコミュニケーションをとって、自身が置かれた環境やタスクを推理・分析し、ロボットに内蔵されたアクションライブラリーを通じてタスクを実行するという自律性を物理世界で発揮する。
同社が公開している製品デモンストレーションを見ると、例えば品出し作業では、従業員が口頭で陳列棚にある商品名を言って「足りなくなったから補充して」と伝えるだけで、ロボットの思考を司るJ-Mindが指示内容を推理してタスクを細分化し、実行できる行動コマンドを生成する。そして、商品補充が必要な陳列棚の前まで自動で移動すると、ロボットは陳列状態を効率よく確認し、空いた場所に商品を置く。商品と商品の間隔も正確にとり、商品補充と整理を自動で済ませ、問題発見から解決までのプロセスを完結させる。
出典:
2023年9月12日付 36KrJapan(日本語)
https://36kr.jp/248510/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=%25e6%25b1%258e%25e7%2594%25a8ai%25e3%2582%2592%25e7%2589%25a9%25e7%2590%2586%25e4%25b8%2596%25e7%2595%258c%25e3%2581%25b8%25e3%2580%2580%25e5%258f%25a3%25e9%25a0%25ad%25e6%258c%2587%25e7%25a4%25ba%25e3%2581%25a7%25e5%2593%2581%25e5%2587%25ba%25e3%2581%2597%25e3%2582%2584%25e5%2595%2586%25e5%2593%2581%25e6%2595%25b4%25e7%2590%2586