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米C3社、米Coco社とロボットによるフードデリバリーサービス事業で提携

2021年10月28日、アメリカのフードテック企業Creating Culinary Communities(C3)社は、米Coco社と提携し、同社のフードデリバリーロボット「Coco」を導入すると発表した。Cocoは、ロサンゼルスや国内の他の主要都市へのサービス展開を見据え、サンタモニカ等3つのエリアにある同社のデジタルキッチン(注)から2マイル(約3.2km)圏内への配達にCocoを利用する。
 
これにより、集荷時間30%の短縮およびレストランの手数料最大50%の削減が可能となり、C3が独自に開発した「GO by Citizens」アプリとの統合で、予定配達時間を97%の精度で順守、従来のドライバーによるサービスに比較して配達時間30%の短縮を実現するとのこと。また、Cocoは、CO2を排出しない完全電動式で、包材やメニューにリサイクル素材を使用するなど環境への配慮もしている。
 
C3は2年足らずで、全米においてデジタル・ブランド・キッチン250店の開設、40ブランドの投入、130万食の販売、1200人以上の雇用を実現。ホスティングプラットフォームとの比較で、GO by Citizensを介した平均注文数は78%増という実績を強みとして、今後、新規及び既存市場で1,000カ所以上のエリアへの展開を見込んでいる。
 
(注)デジタルキッチンとは、モバイルアプリやウェブサイト、サードパーティーのデリバリー、キオスク(デジタルディスプレイや小型の構造物)などのテクノロジーを活用し、オペレーションを効率化したフードデリバリー専門飲食店。
 
出典:
2021年10月28日付 C3 Press Release(英語)
https://www.prnewswire.com/news-releases/c3-the-fastest-growing-global-food-tech-platform-announces-partnership-with-revolutionary-robot-delivery-service-coco-301410570.html 
2022年4月29日付 Robotics & Automation News(英語)
https://roboticsandautomationnews.com/2022/04/29/food-tech-platform-c3-partners-with-robot-delivery-service-coco/50701/ 
(参考画像)Coco Website
https://www.cocodelivery.com/