国際ロボット連盟、2021年の産業用ロボット新規設置台数が過去最高を記録と発表
2022年10月13日、国際ロボット連盟(IFR)は、「ワールドロボティクスレポート(World Robotics Report)2022」を公表し、2021年の世界の産業用ロボット新規設置台数は、パンデミック前の2018年の記録を22%上回り、517,385台(前年比成長率31%)と過去最高を記録したと発表した。
2021年の新規導入の74%はアジア市場でなされたもので、中国の設置台数は51%増の268,195台と大きく伸び、全世界で稼働中のロボット約350万台のうち100万台(27%増)が中国で稼働している。日本は22%増の47,182台で、稼働中の台数は393,326台(5%増)、中国に次いで2位を維持した。韓国は2%増の31,083台で、年間導入台数で米国、日本、中国に次ぐ第4位のロボット市場となった。欧州の2021年の導入台数は24%増の84,302台。世界第5位のドイツは、欧州の総導入台数のうち28%のシェアを占めた。以下、イタリア17%、フランス7%と続いた。アメリカ大陸では、2020年比31%増の50,712台が導入され、米国は14%増の34,987台であった。
IFRは、2022年の世界の新規設置台数は、パンデミック後の急回復期が終わることから10%増の57万台程度になり、2022年~2025年の年平均成長率は1桁台半ばから後半になると予測している。
出典:
2022年10月13日付 国際ロボット連盟(IFR)(英語)
https://ifr.org/ifr-press-releases/news/wr-report-all-time-high-with-half-a-million-robots-installed