農業に変革をもたらすロボティクス

2022年7月14日付中国科技日報[1] [2] （Science and Technology Daily）は、世界人口の急増に伴い、ロボティクスなどの革新技術が農業で活躍する時代が到来したとする米WIREDの記事を引用。これによると、農業におけるロボティクス市場は、産業部門での同市場の過去5年間の成長率12.3％を上回る成長率19.3%を達成した。

農業向けロボティクスの応用例には、種の無駄を省くためにマッピング技術を利用した自律型播種ロボット、収穫ロボットサービス（イスラエルTevel社）、仕分け・梱包ロボット、作物と雑草を判別するコンピュータビジョン技術やレーザーによる雑草除去ロボット、植物の健康状態、生理機能、ストレス反応などのデータを収集し、そのデータをもとに植物の生育を改善するLiDAR（光検出と測距）ロボット、精密灌漑ロボット支援システム「RAPID」（米カリフォルニア大学開発）、3D画像撮影、マッピング、農作物モニタリングなどを行うドローンなどがある。

さらに、農業におけるロボティクス応用の最新のものとして、様々な機能と技術を搭載し、人工雨、播種、雑草管理、収穫、環境モニタリング、土壌分析などの全プロセスをエンドツーエンドで担うマルチタスクロボットが挙げられた。

出典：
2022年7月14日付　科技日報（Science and Technology Daily）（中国語）
http://digitalpaper.stdaily.com/http_www.kjrb.com/kjrb/html/2022-07/14/content_538449.htm?div=-1　
2022年7月6日付　人民网（中国語）
http://finance.people.com.cn/n1/2022/0714/c1004-32474959.html
2022年5月14日付　WIRED（英語）
https://www.wired.com/story/farming-drives-towards-precision-agriculture-technologies/　
https://www.tevel-tech.com/