加ReaLife Robotics社、トロント動物園に配達ロボットプラットフォーム「BUBS」を導入
2024年8月29日、加ReaLife Robotics社は、トロント動物園の環境負荷低減を図るラストマイル配送試験プログラム「Zoober」の一環として、配達ロボットプラットフォーム「BUBS」を導入すると発表した。
Zooberは、餌の運搬用車両を、化石燃料を使用しない自律型配達ロボットに置き換えることを目的としている。動物園では現在、500エーカーの敷地全体に1日あたり1トンから1.5トンの餌を配達している。BUBSプラットフォームは、リアルタイムのデータ監視と管理を実現する、加Bell社の5G開発者プログラムを使用し、業務効率を向上させた。
ReaLife Robotics社は、BUBSプラットフォームをトロント大都市圏の公道に展開することを視野にいれているが、トロント大都市圏は、障害者、高齢者を含む歩行者の安全な歩行を損ねるとして2021年に歩道ロボットの使用禁止令を可決している。ReaLife Robotics社は、先進的なIoTソリューションと5G技術の利用が、イノベーションと公共の安全への懸念のバランスを取りながら、都市物流の未来において重要な役割を果たす可能性があると見込んでいる。
出典:
2024年8月29日付 ReaLife Roboticsプレスリリース(英語)
https://www.linkedin.com/posts/real-life-robotics_real-life-robotics-x-toronto-zoo-activity-7234925990009802753-Kggk
2024年9月11日付 The Robot Report(英語)
https://www.therobotreport.com/real-life-robotics-debuts-delivery-robot-toronto-zoo/