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中国の浙江大学附属小児病院、手術支援のダヴィンチロボットによる手術件数1000件を達成

画像:http://zj.news.cn/2022-04/01/c_1128524644.htm

2022年4月2日付杭州新聞のウェブサイトによると、中国の浙江大学附属小児病院は、4月1日、先天性動脈管開存症の3才女児に対して手術支援ロボット「ダヴィンチXi」による手術を行い、中国で初めてダヴィンチロボットによる手術件数1000件を達成した。また、同日、同病院では「ダヴィンチロボット中国小児外科臨床教育デモンストレーションセンター」が公開された。

手術用ロボットの幅広い応用は主流な流れの1つとなっており、ダヴィンチは、現在、内視鏡手術の制御システムとして世界中で使用されている。ダヴィンチでは、手術台から遠く離れたコンソールで3次元の内視鏡手術画面を見ながら、医師が360度全方位可動するロボットアームを操作し精密な手術を行うことが可能。患者へのダメージも少なく、出血もほとんどないことから、手術による外傷を減らすと同時に、合併症の発生を最小限に抑え、術後の回復も早く、経過も良好との結果を示している。

浙江大学附属小児病院は、2020年4月1日にダヴィンチXiを導入して以降、1日あたり平均2件の手術を行い、総手術件数は中国国内の小児病院で常に1位となっている。また、従来の小児内視鏡手術の精度、安定性、視野不足などの重要な問題を解決するために、循環器、胸部外科、泌尿器、一般外科、新生児、腫瘍の6つの専門アプリケーションを確立した。現在、同病院にはロボット手術のライセンスを取得した医師が13人おり、児童ロボット手術の基準とガイドラインを策定し、ロボットインターネット手術共有プラットフォームを構築、より多くの小児科医がダヴィンチロボットの手術方法を理解し、技術を習得できるようにしている。

出典:
2022年4月2日付 杭州新聞中心(中国語)https://hznews.hangzhou.com.cn/kejiao/content/2022-04/02/content_8216278.htm