5社のスマート農業ロボット製品を紹介
2022年4月25日付千家網では、省エネ、コスト削減、環境保護に向けて需要が増加している人工知能(AI)を備えたスマート農業ロボットについて、5社の製品を紹介している。製品の概要は以下のとおり。
<RootAI社の収穫ロボット>
同ロボットは、複数のセンサーを備えたマニピュレーターが3Dで周囲を認識し、空間情報を収集して、収穫予定の果実に正確に接近する。そして、視覚的なアルゴリズムによって熟した果実を正確に判別し、リアルタイムで検出。特許取得済みのグリッパーにより、果物を丁寧に摘み取ることができる。
<FarmWise社のAI農業ロボット>
同ロボットは、センサーを使用したコンピュータービジョン技術により、農地に関する情報を認識し、最先端の学習アルゴリズムと組み合わせて、作物や雑草をすばやく簡単に識別、データを栽培者にフィードバックする。カスタマイズ可能なブレードにより、さまざまな作物、土壌、成長段階に適応することができる。
<Terra SenTIa社の作物監視ロボット>
同社の作物監視ロボットは、LIDARやビジュアルカメラなどのセンサーを搭載し、自律ナビゲーションとマシンビジョンベース分析によるデータ収集を行い、作物の3Dマップの作成、新しく植えられた作物の高さと成長の記録、さまざまな地形の移動、植え付けの初期段階での作物の数の記録とカウントなどを行うことができる。幅広いホイールやサスペンションシャーシに適応する。
<英ケンブリッジ大学研究チームのVegebot野菜摘みロボット[1] >
同ロボットは、キャベツ、レタスなどの傷がつきやすい野菜に向いた収穫ロボット。ビジョンシステムと切り取りシステムにより、頭上カメラがレタスの画像をキャプチャして、キャベツが収穫期であるか、病変の有無を識別する。切り取りシステムにはカメラが搭載され、キャベツをスムーズに切断すると同時に、ロボットアームが野菜を押しつぶさず、落下しないように保持する。現在の収穫速度は人間の方が早いが、将来的な必要性に向けて、収穫速度と精度を向上させるとしている。
<Blue River Technology社のスマート農業機械[2] >
同社は、人工知能(AI)やロボット工学を利用した農業用マシンを開発する企業。同社の農業機械は、雑草を識別し、不要な植物を選択的に殺すための画期的なコンピュータービジョン技術を備えた完全自動化ソリューションでもあり、従来の除草方法よりも効果的かつ高い生産性を実現した。
出典:
2022年4月25日付 千家網(中国語)
http://www.qianjia.com/html/2022-04/25_389806.html