米Chang Robotics社と米ジャクソンビル大学、ヘルスケア用ロボット開発施設「Chang Robotics Studio」を開設
2024年10月3日、米国のChang Robotics社と米ジャクソンビル大学(JU)は、ヘルスケア向けロボットの高度なプログラミングとテストを行う専用施設「Chang Robotics Studio」を開設したと発表した。
この施設は、JUのヘルスサイエンス複合施設内にあり、面積は約4,000平方フィート(372㎡)に及ぶ。目的は、医療従事者を支援する自律走行協働ロボットの開発と実証にある。施設内では、近隣の病院での導入を想定した自律走行協働ロボット「Co-Bots」8台が展示され、プログラミングとテストの様子が披露される予定である。Chang Robotics社の製品ポートフォリオには、自走式病院ベッドやロボット薬局システム、介護ロボットなど、医療従事者の肉体的負担を軽減し、患者ケアの質を向上させる革新的な技術が含まれている。
同施設の来場者は、模擬医療環境において自律型移動ロボット(AMR)が備品を運搬する様子を目の当たりにすることができる。リネン、医療器具、食事、薬の運搬など、医療従事者が多くの時間と労力を費やしている業務を自律型ロボットが担当することで、医療従事者は患者とのコミュニケーションにより集中できるようになる。Chang Robotics社は、このプロジェクトが医療分野におけるテクノロジーの利点を強調する上で重要な役割を果たすとしており、同施設から生まれた技術が全米最大規模の病院ネットワークの一つに既に導入されていることを明らかにした。
出典:
2024年10月3日付 Chang Roboticsプレスリリース(英語)
https://www.prnewswire.com/news-releases/revolutionizing-healthcare-chang-robotics-unveils-robot-studio-at-jacksonville-university-302266977.html
2024年10月7日付 The Robot Report(英語)
https://www.therobotreport.com/chang-robotics-establishes-healthcare-robot-studio-at-jacksonville-university/