【人生最後に会っておくべき人No.5】
2020/11/11
【尊敬する醸造家さんの一人】との4年ぶりの再会。
【人生最後に会っておくべき人 2020/11/8】
★No,5 甲斐ワイナリー 風間聡一郎さん/友野屋酒店様
初めてお会いしたのは恐らく私が大学2年生の時。
日本ワインの魅力に感動して汗だくになりながら
山梨県中を歩き回って各所で勉強させて頂いていたあの夏の日…
最後にお会いしたのは
「風間さん」と塩山洋酒醸造の「萩原さん」
W主演のワイン会のお手伝い後、二次会で
酔っぱらう程ワインを飲みながら私に
「ワイナリーで働かないか?」
…だなんて恐れ多く有難いお言葉を頂戴しながら色々と熱く語ってくださったあの日以来。
【国指定有形文化財】に指定されるその厳かな
佇まいの中にはいったい、
“どんな髭をたくわえた頑固な醸造家さんが待っているのだろう…”
そんな緊張で慎重にワイナリーの門をくぐったところお出迎え頂いたのは、
なんとも心温かで優しいユーモア溢れる穏やかな男性、風間聡一郎さん。
その場でテイスティングさせて頂いた時
【全身に走った緊張感のある感動】、
【手に汗握った唯一無二のあの味わい】
への尊敬の想いは今も忘れない…
香り、味わいともに“鉄筋コンクリート”並みに
折れない「風間」の味わい。
とにかくどんな香りを寄せられても跳ね返すくらい芯のしっかりした香り。
柑橘の香り豊かで味わいの骨格が
【丁寧にきちんと積み上げられている】。
アフターの酸の心地よさまでその感動が
途切れることなく続く…
全国のどの甲州にもない個性を力強く感じた。
その時思いました。
「“自分の言葉”で、“自分の思いを込めて”、何度も見学させて頂いたあの綺麗な畑や歴史を感じる醸造所の裏側にある感動をこの両手いっぱいにお届けしたい」
【彼のワインを私の感動の愛情を込めて一人でも多くのお客様に伝えたい…】
学生の“イオンリカー”時代から、
未だ叶わぬ今の“いまでや”になっても
その夢は変わりません。
そんな記憶を思い起こしてくれたのは、
友野屋酒店さんでテイスティングさせて頂いた
「かざま甲州辛口2020新酒」、「かざま甲州やや甘口2020新酒」。
ワイングラスに鼻を近づけただけで、
「やっぱ、これだこれ。風間さんのワインだ」
…そんな懐かしい記憶が一瞬で甦りました。
頑張ってワイン業界に足を突っ込んで駆け回り
自作の名刺1,000枚以上配り歩いたあの
努力していた学生時代…
一生懸命全国の造り手さんを回って勉強していたあの純粋な気持ち…
思い出されました。
お忙しい中、風間さんが私に沢山お話して下さったことは忘れません。
一見、「職人気質」由来の静かな方なのかなぁ…
そう思われる方も中にはいらっしゃるかもしれませんが彼は決してそうではありません。
人間としての深さや優しさ、穏やかだけれど色々と乗り越えられたのかなぁと…
だからこそ、その心の声で伝えてくださる
「命」
についてのお話の重みを肌で感じ、
私は素直に心で受け止めました…
新酒、楽しんで飲ませて頂きます。
ありがとうございました。
いつかその「夢」、叶えますね。
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@ 石神井友野屋酒店 - ESPOA Tomonoya