【Champagne Moutardセミナー】
2014/7/30
昨日はワインエキスパートの勉強の合間をぬって
Champagne Moutard オーナー来日セミナーに参加してきました。
ただ、オーナーのフランソワ・ムタール氏が飛行機のトラブルで到着できず……
というのが残念すぎでしたが代わりにアカデミー・デュ・ヴァンの北澤さんという方に講義をしていただきました。
お話は土壌からシャンパーニュ戦争など歴史、ムタール氏の醸造のこだわりなど、とても面白い内容でメモを取る手が止まらず…という感じでした。
【ムタール氏のこだわりとしては】
・約6ヶ月のじっくりとしたアルコール発酵させることにより豊かなアロマを引き出す
・原料のブドウ、白ワインの味わいを大切にするため門出のリキュールにはブドウ原料のリキュールを使う
(普通サトウキビ由来の糖を加えるがそうするとワイン自体が重く、味わいにも出てしまうことも…)
・基本3品種以外に、プティ・メリエ/アルバンヌ/ピノ・ブラン という古代品種を含むシャンパーニュづくりも行っている
……など、″既存にとらわれず新しいことへのチャレンジを″という考えがあるようで、試飲の10種もとてもおもしろかったです。
印象的にはマロラクティックをしていないものもあり、味わいへのキリっとスッキリの酸に出ているものも多いのかなという感じでした。
個人的には熟成感のまろやかさと酸のある方が好きなので驚きの味わいのものもありましたが、土壌、品種、製造方法などでこんなに違うのかと勉強になりました。
ムタール氏のブドウはシャンパーニュ中心産地のマルヌ県でなくオーブ県。
ということもあり、この迫った時期に勉強するべきところではないかもしれないですが…
試験に直接関係しない部分も学べて、逆に頭と心に刺激になりました
お店にあるムタールのシャンパーニュも夏にオススメできる印象を受けたので、そういう好みでお探しの方には紹介させていただこうかなと思います。