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【日本ワイン ‘’奥野田葡萄酒 ドメーヌ オクノタ ヒヤケヴィンヤード 2014” 】

2018/5/12

自社畑に初めてブドウを植えて13年後の2009年のこと…
「これだっ!」
そう、中村さんご夫妻は喜びの言葉を口にしたそうです。

900株のカベルネ・ソーヴィニヨン。
”日光の「日」に灼熱の「灼」”と書いて「ヒヤケヴィンヤード」という名の畑。
その名の通り、数年前、夕方に見学させて頂いたその畑で感じたのは、背中に照りつける太陽の熱さと、力強いオレンジの夕焼けです。

一日中太陽の光が良く当たるその場所に、実は当時まだ農業経験が豊富では無かった中村さんが必死に読み漁った本からtryしてみたこと。
『垣根の両面に一日を通して均等に日が当たるよう、畝(うね)はすべて真南に向きに植える』

その結果、太陽のエネルギーを含んだ地熱の影響で、ここから出来るワインには
「土の温もり、香り」
が感じられ、しっかり育ったブドウたちは、まるで中村さんご夫妻の丁寧に育ててくれた恩返しをするかのように、長期熟成できる深みと強さのある赤ワインになります。

長年の努力、失敗などもありながら、「ようやく、自分たちの目指してきたワインができた」
元々海外のワインが好きで、そしてしっかり日の当たる山梨県塩山のと土で、欧州品種にトライしてみたいと、肝入りで取り組んできたブドウです。

2014は、しっかりブドウが熟し、果実の力が感じられるヴィンテージ。
今飲んでも充分に美味しいけれど、これから2~3年熟成させれば、更に果実味が溶け込み奥行が広がり、柔らかくなるそうです。
ラムチョップやステーキなど香ばしく焼いたお肉が、ヒヤケヴィンヤードの温かい土の香りにベストなペアリングだそうです。
これからの季節…BBQでも。

中村さんから、ワインをお待ちの皆様に頂いたメッセージ。
『今までの歳月、積み重ねてきた努力、想いがこもったワインを、大切な時間にお楽しみ下さい。』

お話を聞いていて、私が一番わくわくしています!
皆様にお楽しみ頂きたい1本です。

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