観戦!10月24日 Wリーグ 東京羽田vsアランマーレ [酔狂自己満籠球備忘録#33]
さいたまブロンコス、東京羽田ヴィッキーズ、(たまにアルバルク東京)を応援している凡人バスケファンが、自分のためだけにバスケをいろいろ語りまくる気まぐれ連載企画、酔狂自己満籠球備忘録(SJBB)。
大樹生命Wリーグの第3節。
変則日程でド平日に行われた東京羽田のホームゲーム第2戦の観戦記です。読んでいただけたら嬉しいです。
アリアリのサブアリ
サブアリーナとはつまり本来は練習用なので、来て初めて知ったんですけど、スタンド席がないんですね。スタンド席がないってことは、自由席が同じフロアでめっちゃ近い!
これはかなり得した気分でした。
今シーズンは大田区総合体育館が使えない問題があっていろんな会場で行われるヴィッキーズのホームゲーム。そんななか初めて来た有明アリーナのサブアリーナ、狭いエントランスを通り抜けて、特別な場所に招待してもらったような、すごい独特な空間で、なんかもうこの興奮は小さいライブハウスで好きなバンドのライブを観てるみたいな、自分たちだけの空間で最高でした。
仕事後だったのでスーツ参戦。
我が社はノーネクタイなんだけど会場に着いてからネクタイ着用しましたぜ。
模擬ヘッドコーチ観戦のつもりだったのですが、ただのスポンサー企業の社員にしか見えなかった可能性は否定できないな。
しかし後述するようにこの日は勝ち試合になってしまったので、これは次回もネクタイ参戦になる予感がしております。
どうでもいい前置きをもうすこし続けます。
ハリセン文化は廃れつつありますね。
原料価格高騰の時代に、これがタダでもらえるなんてありがたすぎる。ゴミになってしまいがちだし、メガホンやネギに移行していくのも当然の流れかと思います。
ただ、新規ファンをリピーターにするために何が大切かといえば、選手の顔・背番号・名前をセットで覚えてもらうことが入口なので、それがわかるものをタダで配るっていうのはとても重要ですね。それがハリセンである必要はないかもしれない、と思うので、メンバー表の配布は続けつつ、ハリセン無料配布は、どうか無理をしないでね、というのが願いです。
アランマーレのハリセン、QRコードまでついてて優秀すぎる!
あとは、『次いつどこで試合やってるか』を、すぐにわかるようにしておくのも重要ですよ。
ヴィッキーズは地域に愛されて、地元ファンやスポンサー企業に支えられてる素敵なクラブ。だけど、一部のコアなファンだけが楽しむものになってしまうと新規にとっては敷居が高くなってしまうから、今がそうだというわけではなくて、そうならないように「誰でもウェルカムだよ!」という姿勢は示し続けてほしいしです。それはWリーグ全体に言えることかもしれない。
新規をリピーターにするためにどうするか、考え続けることが大切で、勝手にそれを妄想するのが好きで、確実に言えるのは、バスケ以外の要素がとてつもなく重要である、ということ。グッズとかグルメとか、チアとかマスコットとか。アクリルスタンドなんてトレンドだしすごく良いなと思ってます。
さて、試合は。
10.24 東京羽田vsアランマーレ
それでは試合です。
6日間で移動を含む4試合という異例の過密日程。
開幕6連勝をかけて、フューチャーリーグ優勝候補と見られていたアランマーレとの第2戦。
いきなり結果ですが勝ちました。
とにかく軸丸が凄すぎて前半から泣きそうでした。
22得点はキャリアハイ。
この試合に限らず、今シーズンの軸丸の頼もしさはずっと感じています。
すごく安定感があるし、冷静でありながら自分でも狙う。この6連勝は軸丸の活躍がなければなかったと思うし、今のヴィッキーズの生命線。
相当な覚悟でシーズンに挑んでるのが見ていて伝わってくるし、もはやナウシカにしか見えないですね。
なんの予備知識もなしにこの試合を観ていたとしたら、この夜の軸丸に衝撃を受けて軸丸のことしか考えられなくなっていたかもしれない。(とくに意味はありませんが文中敬称略)
全選手の役割が明確になっていて迷わずプレーできてることが、今のヴィッキーズの強み。それはヘッドコーチが4シーズンかけて積み上げてきたものでもありますね。
軸丸もすごかったけど、この試合は星澤さんもすごかった。代名詞のオフェンスリバウンドもそうだけど、攻守で体を張って、味方の得点を何度も演出。スタッツに残らない活躍をファンはしっかり見ているぜ。
ベンチメンバーがとにかく充実してます。誰が出ても強度が落ちないからしっかりタイムシェアしながらたたかえる。今回の過密日程4連勝の要因にもなりました。
前半プレータイムのなかった岡田さんが後半短い時間でハッスルして、良い流れを確固たるものにしてくれたのも良かったですね。
前日の試合は前半大量リードから、後半まさかの大失速。この試合は同じ失敗を繰り返さないように、後半もみんな集中してハードワークできていました。連勝しながら課題をひとつひとつクリアして強くなってるヴィッキーズ、すごい。
ゴール下シュートの精度だったり、もったいないパスミスだったり、まだまだ課題はありますが、ひとつひとつ乗り越えて、もっともっと強くなります。
全勝優勝という目標の覚悟を感じています。
ヴィッキーズは、ブレない。
穴澤さんが登場するとき、「サエー!」と叫ぼうとしてる自分に気づいて自分でびっくりしました。
え、そんなに好きだったの?
登場する時嬉しくて、自分の行動で気づいたよ。穴澤さん好きなんだ。
応援しつづけたい選手がどんどん湧いてくる、それがヴィッキーズ、それがWリーグ。
オフィシャル席のすぐうしろだったので審判の動きも気になってずっと目で追ったりしていました。
本当に精神的な負担が大きい仕事。孤独を感じることも多いと思う。
なんでさっきのがファウルで今のがファウルじゃないんだ、とか、外から見て言うのは簡単だけど、それを一瞬で判断して笛吹くのはすごく難しい。
いつもありがとうございます、とバスケファンの端くれとして言いたい。
審判もミスはするものだと思っているので、ファウルだと思ったら思い切って笛を吹いてほしいし、ファウルじゃないと思ったら堂々と吹かないでほしい。
渡邊整さん、毅然としてました。
悲願
ところで、院長の連敗記録というのも巷では有名でしたが、この試合は僕にとってもヴィッキーズ戦の観戦初勝利となりました。ファン歴4シーズン目の悲願。想いをXで綴りました。
年数回しか観戦しないし昨シーズンまでは負け試合の方が多かったから、仕方ないと受け入れていましたし、今シーズンは絶対チャンスあるって思ってはいたけど、やっぱ嬉しかったです。
プレステージインターナショナル アランマーレ
大黒柱の樋口鈴乃さんが不調の中で、第1戦のあの追い上げ。やっぱり層が厚くて強いなと感じました。
いろんな選手が出てきて頻繁にセットを変えながら試合を進めていけるのが強みですね。第2戦はムチャさんが負傷してプランが崩れて苦しくなったけど、スリーポイントもあるチームだから油断はできませんでした。
ここまで1勝5敗。昨シーズンの低迷と得点力不足も予想外だったし、本来のポテンシャルはこんなもんじゃないはず。次の対戦も楽しみです。
あと、僕、高橋悠佳さん好きです。アップの時から表情が爽やか。映像で見て思ってた以上に実物は秋田美人。昨シーズンから注目していたシューターは今シーズンここまで全試合スタメンで、ブレイクの予感です。
これからも気にしていきたい。応援したい選手がどんどん湧いてくる、それがWリーグ。
順位表と個人成績考察
3節を終えて東京羽田は唯一の全勝。
単独首位!
たん・どく・しゅうぃ!!!
そして次節から新潟、三菱と上位対決が続きます。
ここまで失点がリーグで最も少ない新潟。2番目に少ないのが東京羽田。意外と、と言ったら失礼だけど、今シーズンの新潟はディフェンシブ。面白い試合になりそうで、これは今週も観に行くしかないか?
平均得点ランキング上位に入ってるのは軸丸さんただひとりですが、ヴィッキーズのチーム平均得点はリーグ2位。これこそが、今シーズンのヴィッキーズの強さ。つまり、ベンチスタートの選手を含めていろんな選手が点をとっているという証。なかなか的を絞れない。こういうチームがやっぱり強いんだ。
開幕からここまでプレータイムが少ない25番も、シーズン後半はいっぱい点とってしっかり活躍してるはず。
気づき
では最後に、この日いちばんの気づきについて語らせていただきます。
やっぱり千葉歩が好きだ。
サブアリーナの距離感で目が合った瞬間に、このひとを応援できる喜びが爆発しました。
ヤバいぜ。こんなに魅了されるとは思わなかった。
自分を型にはめずにいろんなものを吸収して自分のものにして、どんどん進化していく。そういう生き方をしたいといつも思っているし、そういう生き方をしてるひとが好き。
この出会いに感謝。ありがとうございます。
スリーポイント成功率はダントツでトップ。
こだわりすぎてほしくないけどコンスタントに活躍できる選手を目指してるはずなので、このまま好調を維持してくれたら嬉しいし、そうなるように応援していきたいです。
今日もありがとうございます。
それでは最後に1曲お聴きください!
スピッツ『恋する凡人』
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