関西~山陰の旅日記㉔ 東海道
姫路発5:51新快速(米原行)は、神戸・大阪・京都を快調に飛ばして2時間39分で米原に到着。 関西文化圏を横断する新快速はさすがに早い。 特にコメントすることはありません(笑)
米原で3分の待合せで乗継いだ大垣行きは、短い編成の電車が7つの駅を片道32分で行ったり来たりしているローカル線でした。そしてこの区間に「関ケ原」駅があります。 東―西 天下分け目の戦いが行なわれた駅を含む区間が、京阪神と名古屋を分けているんです。 面白いと思いませんか?
大垣駅では6分の乗継ぎ。 再び京阪神と同じ名称「新快速」が名古屋を突き抜けて豊橋まで走ります。 これが「中京(名古屋)文化圏」。(ここも特段のコメントなし(再笑))
さてこの後です。 豊橋から熱海までの東海道地域。 直通の電車はなく、短い編成の各駅停車がゆっくりと各区間を行ったり来たりしています。
浜松・島田で乗換え(待ち時間は各10分)でした。わざとこの地区の東海道在来線の利便性を下げ、新幹線を使わせようというJR東海の魂胆が見え見えと感じました。 旧来の「東海道文化圏」が次第に薄れ、静岡県の各都市が孤立して来ていると感じました。
この区間には、磐田・掛川・金谷・島田・藤枝・焼津・由比・吉原といった馴染ある駅名が多く、こういう場所に「昔の風情」が残る街や宿があるのだろうと思います。 機会を作ってそういう場所を探したいと思いました。
箱根峠を越え(丹奈トンネルをくぐり)熱海からは東京上野ライン・湘南新宿ライン。 高崎または宇都宮まで直通の快速が走る「首都圏」となるのは多くの読者がご存知の通りです。
14:21熱海に着いた私は、東京方面への快速電車が頻繁にあるのを知っているので「あとは何とでもなる」と時刻表を捨て、久しぶりの熱海駅前のアーケードを徘徊し、2時間後にゆっくりと家路につきました。
(続く)