神田松之丞改メ 六代目神田伯山の襲名・真打披露公演

神田松之丞、先輩9人抜きで真打に昇進した話題の講談師。
ご存知の方も多いと思います。
以前から既に「チケットが最も取れない講談師」と聞いていました。

その真打昇進・襲名披露公演が、我が家から徒歩10分のさいたま市文化センターであり、勿論行って来ました。
神田伯山はものすごく由緒ある名前だそうです。

6人の公演・口上もとても良かったですが、何と言ってもトリの伯山が演じた「中村仲蔵」が圧巻でした。
声の強弱(フォルテシモ・ピアニシモと沈黙の間の置き方)、物語の構成、少し斜に構えた感じの松之丞特有の語り口も健在、全てが聴衆の心の的をつき、感動的な語りに涙を流した人も多数。
私も、何度も聴いてよく知っている話だったのに、迫力に感動して涙が出ました。 「頑張れよ!」と。

口上で三遊亭兼好さんが「こんな怖そうでひねくれた感じの男を弟子に取った師匠が偉い!」と褒めていました(?)が、兼好さんの喋りも見事に的を突いていて、腹を抱えて笑ってしまいました。

六代目神田伯山として更に芸を磨き、歴史に名が残る講談師になって欲しいと思います。

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