鬼怒川温泉旅行で感じたこと

鬼怒川温泉に2泊旅行してきました。
写真撮影目的の一人旅、撮影場所を求め1日2万歩ペースで歩き回りました。

下今市―鬼怒川温泉間をSL(C11型蒸気機関車)が走っています。
SLに引かれているように見える客車を、実は後ろからDL(ディーゼル機関車)が押している、という証拠写真を撮りましたのでご確認ください。
・・・後ろからDLが押しているのに先頭のSLが客車を引っ張ると脱線の原因になるので、SLは煙を出すためのアイドリングだけ、と信じた私です。

さて、浅草から東武特急で2時間少しの鬼怒川温泉駅は、鬼怒川温泉街のターミナル駅です。
鬼怒川温泉駅の次に鬼怒川公園駅があり、3分で着きます。
温泉駅・公園駅とも特急列車の折返し駅としての設備があるのですが・・・
発着列車数が大きく異なっています。
<1日当たりの上り列車数(カッコ内は有料列車数)>
  (私の目検なので誤りがあればご容赦下さい)
 温泉駅 39 (20)
 公園駅 24 (6)
温泉駅の3分先に公園駅があり折り返せるのに、有料列車の77%は温泉駅で折返している・・・WHY?

後から調べて見つけたのですが「廃墟マニア」という人達がいて、鬼怒川温泉は彼らのターゲット地のようです。
幽霊伝説まであるらしい。
都心からのアクセスが良く団体旅行客で賑わった鬼怒川温泉でしたが、バブル崩壊で客足が減った所に足利銀行の破綻が起き、資金繰りに行き詰ったホテル複数が倒産。
引取り手が無く取壊し出来なかったホテルが廃墟化しています。
(実際に行ってみましたが、確かに見事な「廃墟」でした)
そしてその廃墟となったホテルは「公園駅」方面に集中していました。

公園駅の乗降客集減少⇔特急列車数の減少(折返し駅が温泉駅に変更)の下降ループにはまってしまい、公園駅は寂れ、温泉駅に鬼怒川温泉の中心が移っていったようです。
ふと、温泉駅チームが東武鉄道と結託して公園駅チームを切捨てて生き残りを図ったのかも、と思った私でした。
(3分先にある公園駅を特急列車発着の中心とするのが普通なのに何故こうなったか?)

以上、あくまで私の私見です。
(私自身は鬼怒川温泉または東武鉄道と何も利害関係はありません。念のため)

紅葉の写真も撮れたので、近日アップします。

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