日本の祝日は多すぎる?(新年にカレンダーを見て)
新年のカレンダーを見て思い立ち、 日米英の祝日比較をしてみました。
私がかつて「国際人」だったことを思い出しました(笑)
日本 米国 英国
祝日/年 16 9 8
1月 元旦 New Year New Year
成人 キング牧師誕 ―
2月 建国 大統領の日 ―
天皇誕
3月 春分 Good Fri Good Fri
Easter Mon
4月 昭和 ― ―
5月 憲法記 Memorial Early May Bk Holi
みどり Spring Bk Holi
子ども
6月 ― ― ―
7月 海の日 独立記念 ―
8月 山の日 ― Summer Bk Holi
9月 敬老 Labor Day ―
秋分
10月 スポーツ ― ―
11月 文化の日 Thanksgiving ―
勤労感謝
12月 ― クリスマス クリスマス
Boxing Day
日本では「祝日でない休日」の3日(1/2,1/3,12/31)もあるので、米英比で日本の祝日数は圧倒的に多いですね。
(英国内の地域ごとの祝日など細かい点は省略させて頂きます)
昭和50年代(1975~85)に若者だった私が、過去40年を振り返ると次の点に気付きました。
1)日本の祝日は40年間で4日増(昭和の日・みどりの日・海の日・山の日)
2)日本では1980年代の週休1日(日曜のみ)から、現在では週休2日が定着。 40年前は「海外勤務のメリット」として「休日が多い(週休2日)」がよく言われてました。
3)米国の2月、リンカーン誕生日(2/12)とワシントン誕生日(2/22)が別々の祝日だったと記憶していますが、いつの間にかPresident Day1日に纏められたようです。
日本は祝日を増やし過ぎではないでしょうか?
40年前は「日本人は働きすぎ」という外国の批判に対して、祝日を増やす流れになったと記憶しています(エコノミック・アニマルと言われてました)
しかし今はどうでしょう? 祝日に日本の人々が一斉に休むことが「密」発生の原因になってはいないでしょうか? 祝日を減らし、有給休暇取得の促進を推進した方が良いのでは? 欧米では有給休暇の全取得が労働者の「当然の権利」になっています。
・・・私の持論は、使い残して繰越せない有給休暇は雇用主に買取り義務を負わせる、です。 雇用主は買取を回避するため積極的に従業員を休ませるようになるでしょう。
米英の祝日と比べ日本の祝日で減らせそうなのは・・・
1)天皇誕生日?(英国に女王誕生日の祝日はない)
2)昭和の日?(同上)
3)みどりの日?(成立経緯からして意味不明???)
4)子供の日?(なぜ男子の節句だけ? 男女平等の時代に遅れている)
5)海の日・山の日?(そもそも何のために作ったのか?)
6)スポーツの日?(56年前の東京五輪の名残?)
7)憲法記念日・文化の日?(既にその意義は消滅?)
8)春分・秋分の日?(世界共通だが、日本だけが祝日?)
合計すると、日本の祝日の最大11日は削減の候補になると思いました。
日本の祝日を削減する一方で有給休暇の全部取得(未消化分は買取)を制度化すれば、休暇が分散して密の削減につながると思います。
1/2、1/3、12/31を休日でなくす(役所や銀行が営業)ことも同じ理由から検討の対象になると思います。
グローバル化の時代、お正月・ゴールデンウイーク・シルバーウイーク期間中に海外取引先とのコミュニケーションに支障が生じ、ビジネス機会を失うことも多いのではないでしょうか?
読者の皆さんはどう思いますか?