最近の話題の裏面を推測(3) BCG新型コロナ免疫効果
「裏面推測」の第3弾です。
1) マイナンバー制度の不思議 ⇒ 7/25のブログをご覧ください
2) アビガンの治験は何故こんなに遅い?⇒8/9ブログ
3) BCG:新型コロナへの免疫効果有無の判定 ⇒本号
4) 新型コロナは空気感染しない、は本当?
今回はBCCの新型コロナへの免疫効果について、推測します。
私が「BCG接種をしている国の新型コロナ死亡率がは低い」という話を最初に聞いたのは、今年の2月だったと思います。
山中伸弥先生の「ファクターX」の候補に入っているのを見た方も多いと思います。
それから7ヵ月、いまだに白黒ついていないですよね。
研究者たちは何をしているのか?
「疫学面から調査を進めている」という説明ですが、「統計的な調査」は行われているのでしょうか?
疫学調査は時間がかかると思います。
一方の統計調査なら、約1400人の日本での死亡者を、①BCG接種をしたことのある人、②しなかった人、③分からない人に分け、仮説「BCGは新型コロナへの免疫効果がある」を検証し、「●%(例えば99%)の信頼度で正しいと言える」と結論する・・・データが集まれば1日で出来る作業です。
何故この統計調査をしないのか?
以下の私の推測は・・・
もし「BCGが新型コロナに有効と思われる(99%の信頼度)」などと発表したら、BCGワクチン(ツベルクリン陰性の子供たちに打つための在庫)が払底してしまうと容易に予想できますよね。
BCG希望者が殺到してパニックが起こるかもしれません。
もし私が研究者でも、結果の発表は控えると思います。
どこかの国では既にBCGワクチン接種希望者に打ったため不足が生じている、というニュースを見ました。
統計調査結果の公表は控えるべきとしても、「疫学調査待ち」だけでなく、秘密の統計調査結果が有効という結論なら、秘密裏に製薬会社にBCGの増産を依頼済、であって欲しいと願う私です。