
断捨離の後始末(Virtuasl Trip)

断捨離の見通しがついたとたん、気が抜けて、虚無状態。何もする気がしない。確かに身の回りは奇麗になったが、胸にぽっかりと穴が開いたようで、不思議なことに要らないものだらけの昔が懐かしい。(断捨離も覚悟がいる)
庭の梅(白梅,紅梅)を見つめ、平安貴族のように一句でも読めればいいのだがそんな素養もない。きれいに片付いただけ良しとするか。
そんな空虚な気持ちを満たすため、パソコンに向かい いまできるロベルトのVirtual Trip で慰める。手始めに一生かけ命を懸け世界を冒険したロベルトの英雄達の足跡でもたどることにする。

切っ掛けは、府内の殿様(大友宗麟)に会いキリスト教の布教を望むザビエルが故郷の裏山(米神山)を歩いていたことを知ったことだ。私の先祖が身近にザビエルの姿を見ていたのではないかと思うだけでもワクワクする。
ザビエルはこの時期インドのゴア、マレーシアのマラッカ、中国の上川島を旅している。1549年頃のことだ。


キリスト教より、仏教、三蔵法師の旅も追っかけよう。彼が天竺を目指して旅だったのが7世紀、ザビエルの旅より700年ほどさかのぼる。インドのナーランダ―まで旅している。


マルコポールの旅も興味尽きない。コロンブスがアメリカ大陸を発見したのはザビエルが旅だった頃だ。

マルコポールの旅を辿ってゆくと、富士山にうりふたつのアララト山をながめることになる。近くにはノアの箱舟がたどり着いた土地もあるようだ。二つの富士が見えるアララト山の麓でマルコポーロの旅を偲びたいものだ。。


不勉強だった、1300年に生まれ、その後30年間の世界を旅したイブン、バットウータを知らなかった。イブンとは息子の意味、バッツータの息子という名前の冒険家のようだ。


マゼランの世界一周の旅は遠く昔に覚えた気がするが、中東の冒険家、アフリカまで旅したバットウータの旅をもっと知っていれば、ロベルトの世界旅ももっと楽しかったかもしれない。

ロベルトの祖先が、ザビエルが通る姿を木陰に隠れながら見ていただろうとと思うとますますワクワクしてくる。
先達の冒険心と勇気と、現代の技術で世界の知識世界は広がった。ただ彼らを旅に冒険に駆り立てた、”何か”を失った。その証拠に、ザビエル達がつくったた、長崎までの国内旅行が不便で遠すぎる。出かけようか、行くまいか悩んでいる。
玄奘:602~664
マルコポーロ:1254~1324
イブン、バッツータ:1304=1368
コロンブス:1450~1506
マゼラン:1480~1521
ザビエル:1506~1552