滝廉太郎の”お正月”(もうすぐお正月)
「もういくつねると おしょうがつ おしょうがつには たこあげて こまをまわして あそびましょう はやくこいこい おしょうがつ
もういくつねると おしょうがつ おしょうがつには まりついて おいばねついて あそびましょう はやくこいこい おしょうがつ」
この歌の作曲家が滝廉太郎とは恥ずかしながら知らなかった。私の中の滝廉太郎は”荒城の月”の作曲者と強く思い込んでいた。
高齢者になって、意識的に混雑を避けるようになったためか、人より早くか、遅く動ようにしている。そのために、旬の食べ物、旬の時を外してしまう。
岡城の紅葉が真っ赤になったとニュースになっていたので、是非訪れたいと思っていた。ニュースから2週間遅れての訪問であった。
旬の紅葉は見れなくても、滝廉太郎が思い浮かべた、”荒城と月の舞台”は見たかった。
荒城の月の作詞者土井晩翠は仙台市生まれ、故郷の「青葉城」や會津若松の「鶴ヶ城」をモデルとしたとのこと。 この詩に、後年、曲をつけた瀧廉太郎は自分の故郷、竹田市の「岡城址」をイメージ完成させたと言われている。
岡城址に月見に最適の場所があった。ここから月を見上げながら曲を作っていたに違いない。
岡城址には石垣が殺風景にあるだけで、城の原型をまことしやかに説明した博物館は城跡にはない。ただ広大な敷地に石垣の並びが当時をしのばせる。
このプレゼンが大好きになった。観光客は広大な敷地にたたずみながら当時の姿を、想像する。
岡城址は東京ドームの22個分の広さがある。杖を片手に今は亡き天守閣を目指す。散り始めた紅葉が”古城”を演出してくれる。
ボランティアの方が武将姿でスマホの撮影を盛り上げてくれる。
岡城址は高齢者カップルが訪ねるには、健康にもよし(歩く)、脳の活性化にもよし(想像力)そして、2週間旬が過ぎても赤や、黄色の紅葉が癒してくれる。もちろん若いカップルにもロマンチックな場所として推薦する。
あっという間に今年もくれる。もうすぐ正月だ。ゆっくり来てくれ正月!。
帰りにラムネ温泉があるということでひと風呂浴びて帰りたかったが、多くの人でにぎわっており、ラムネ温泉に入ることなく帰ることにしたが、せめてと、ラムネ温泉の炭酸水を飲みながら帰路に就いた。
風呂にはゆっくりつかりたかった。
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