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生命を守る固い殻
卵の殻をポルトガル語で“カスカデディオヴォ”という。命を守る堅い殻、強い殻が必要な弱い命もある。ブラジルの自然は厳しく、時として作物の生産には過酷であり、人々に人を守る堅い卵の殻のことを教える。ブラジル人は生命の魅力、か弱さを良く知っている。正しく言うと、知っている人が多い。弱いものが独り立ちするまで、気長に孵化をまち、独り立ちを手伝う。一人では守れないこと、みんなで守らなければ終わる命も多い。
イタブの海岸をさらに北上して行くと絶滅寸前の海がめを救うプロジェクトが進む海岸がある。硬い殻で、絶滅寸前の海がめを救った。差別、格差のある国では、愛の教育が必要であるという事をどこかで聞いた。日本も不平等、格差がうまれている。残念ながら、日本人は”愛”と言う言葉を使うのが苦手のようだ。愛の教育など,私はかって真剣に考えたこともないし、聞いたこともない。どういうわけか、”愛”という言葉に直面するのが恥ずかしい。“あーあ”“愛”か。一番苦手なところにたどり着いてしまった。