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アレンテージョで乾杯

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ポルトガルの首都リスボンから東に2時間程度ドライブしたところに”エヴォラ”という町がある。エヴォラは天正遣欧少年使節が訪れた教会があるが、郊外にはポルトガルが世界一の生産を誇るコルク樫の木が道の左右にひろがる。

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司馬遼太郎の”街道をゆく南蛮の道”を昔読んだ。目的はザビエルの足跡をたどることを目的とした旅だった。それから30年後ブラジルでポルトガルの栄華をしり、ワインでエヴォラのコルク栓を知り、大友宗麟に会うため、故郷の道を歩いたザビエルのことを知ることになる。

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旅は知識を広げ、出会いの不思議さを教えてくれる。

ところで、なぜコルクが重宝されるのか。コルクは気密性が高く、ワインの湿気を帯び膨張し、ますます気密性が上がり、ワインの長期保管に最適だった。1700年代からコルクがつかわれている。ワイン好きには保存が優先される。

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