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更新されるのを前提で期間を設けて旅立たせるのはいいかもしれない

大学入学とともに一人暮らしを始めて私は家には帰っていない。

親になって親目線で振り返ってみるとかなり危ういシーンもいくつかある。

しかし一旦巣立った(と思ってるだけですが)子供というものはカントリーロードの日本語版よろしく実家になかなか帰らないものではないだろうか?

親目線でいうと「故郷に錦」なんていらないから、辛くなればいつでも帰ってこいと思うのだが、出てった当人としてはなにか正統な理由っぽいものでもない限り帰りたくはないものだ。

一人暮らしは自由といえどもぜんぶ自分でやらなくちゃならない。
元気な時は良いのだが、調子が悪いとちょっと虚無感に襲われることもあったりする。やっかいなトラブルに見舞われることがある。

派遣社員として東京に働きに出た娘が一年半でクビになって帰って来て数年という話を聞いた。

なれぬ満員電車での通勤。
少ない給料のやりくりで、アフターファイブもさっさと帰宅。
土日は買い出しと作り置き食材、たまった洗濯に終われる。
東京で働いたなと思えるのは
毎日スカイツリーが見えたなというくらいのものだったそうだ。

新卒ではこんなもんだと思ってしまうかもしれない。

「うちの娘はあのときクビになって良かった。今になって思う。」
と教えてくれた。

娘さんは今は実家から出勤して、料理も洗濯も母親にやってもらえることに感謝もしつつ、お仕事も推しごとも満喫して毎日楽しく過ごされているようだ。

クビになってもそのまんま頑張っちゃいそうなところを、帰って来てくれて良かったなと私も聴いて感じた。

「とりあえず2年頑張ってこい!」
「とりあえず学生の間だけ一人暮らししてみるか。」
「帰って来たら家業を手伝ってよ。」
「盆と正月は帰って来なさい。」

約束が履行されなくても
落胆しないことにして
そんなふうに
帰ってくる口実を持たせて
旅立たせてやるのは
いいことかもしれないと
ふと思った。

ま、私は帰らないけど🤭!

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