うちの子が道徳の教科書を好きな理由
うちの息子たちは2人とも
小学校の低学年の時
道徳の教科書をこよなく愛していた。
目をキラキラさせて、
休み時間に教科書を開いてみたり、
家に帰って、
国語の音読そっちのけで
教科書に書いてあったことを話したりする。
当時、私の頭は「?」でいっぱいだった。
最近やっと2人が道徳の教科書が好だった理由がわかってきた。
とんでもない奴らがたくさん登場するからなのである。
今住んでいる地域はマナーも含めて教育熱心なお家が多い。
幼稚園から小学校低学年あたりの子どもは、しつけが行き届き、とっても聞き分けの良い子ばかり。
そんなふうだから、道徳の教科書のとんでもない奴ら繰り出すエピソードは、退屈しらずで活き活きと輝いてみえるのだ。
子どもが心から納得するには失敗や苦い思いも含めた体験が必要なんだと思う。
いくらそんな地域に住んでいても、
小学校中学年にもなると
お母さん達の努力も虚しく
子ども達の間には
様々な問題や出来事がおこってくる。
そうすると、もう道徳の教科書を休み時間に読んだりしなくなった。
ヒヤヒヤすること、ヤキモキすることもある。
でもこれは子ども達がリアルで学び始めたってことなんだ。
嬉しい気持ちも、
悲しい気持ちも
わかりあう喜びも、
わかってもらえない寂しさも、
傷ついたり、傷つけたり
ムカついたりムカつかせたり。
今のうちにたくさん体験すればいい。
その気持ちを知ってこそ
マナーやマニュアルが初めて活きる。
ごちゃごちゃしながら
友達みんなと大きくなあれ❣️