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大河ドラマ光る君へ42回ちょこっと感想

明子はこれまで息子顕信を出世させようと懸命にサポートしていた。
ところが顕信は出世をあきらめ突然出家してしまう。
明子は道長を責めた後寝込んでいた。
兄の俊賢が見舞いに来た折に、「比叡山は寒い。着の身着のままで出家したあの子は凍えてないだろうか。どうか温かい着物を届けてやって下さい。」と涙を流した。

顕信の出家は明子の役割をシンプルに「母」にしてくれたなぁと感じた。


一方、道長のほうも三条天皇とバッチバチだし、仕事的についてないことも続いて体調まで悪くなった。
左大臣を辞任する。

体調思わしくなく宇治で過ごしていたところにまひろが訪ねる。
2人川を眺めながら、まひろは「私ももうやることなくなったから一緒に川に流れてみましょうか?」という。
まひろの燃え尽きっぷりを知った道長は道長は「お前は俺より先に死なないで欲しい。」という。
「それなら道長さまも生きてください。」
ブーメランのようにまひろの言葉が返ってくる。
「昔の約束は忘れてもいいから。」
世の中を良くするために、頑張れという約束でまひろはずっと道長をみてきた。

その約束を忘れても生きて欲しいというロック解除に道長は泣く。

約束守ろうと頑張ってるからまひろが見てくれてるんだと思ってたんだな。

健康だったら知ることもなかったんだろうなと思った。


この二つのエピソードは同じパターンだ。

「失った」、あるいは「失いかけた」ことで何かもっと途方もないものを手に入れている。

今日もかなりいい回だったように思う。

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