人の呼びかたについて
「課長」と呼ばれ続けるうちにいつの間にか「課長」らしくなるものなのかもしれない。
「課長」のところは別に「私のナイト」「世界一可愛い子ども」「ぼくのエンジェル」なんでも良いのだ。好きに応用できる。
呼びかただけで相手が変わるかもしれないってところがポイント❣️
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私は長女なのだけど、弟が生まれたのを機に、「お姉ちゃん」になった。
弟が話せないうちから、両親が私のことを「お姉ちゃん」と呼び始めて、なんと今でも両親は私のことを「お姉ちゃん」と呼ぶ。
傍目にみるとたぶんおかしい。
そこで私は2人目の息子を産んだとき、長男のことを「お兄ちゃん」と呼ばなかった。
そうすると次男は長男のことを名前で呼ぶことになる。
同格みたいな兄弟ゲンカになるのはこのせいじゃないか？
やはりここは「お兄ちゃん」呼びを導入したほうがよいのではないだろうか？
弟は「お兄ちゃん」と呼ぶたびに自分は弟だと自覚するだろうし、
兄は「お兄ちゃん」と呼ばれるたびに自分は兄だと自覚するのではなかろうか？
ついでに
長男は
機嫌がいいと私のことを
「母上」と呼び
機嫌が悪いと「ババア」と呼ぶ。
そして大抵機嫌が悪い。
これはイカン！
こんなの無抵抗で聞いてたら
私はババアになっちゃう！
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私は長男を呼び寄せた。
そして両親のことを
「ババア、ジジイ」と呼ぶのをやめるように言った。
そしてかわりに「お兄ちゃん」の称号を約束した。
次に次男を呼び寄せた。
長男に「ババア、ジジイ」と呼ばせないよう伝えた話をすると、
次男はとても喜んだ。
次男はとにかく長男が怒られるのが嬉しいのだ。
そして続けざまに、お前も長男のことをこれからはお兄ちゃんと呼ぶように伝えた。
その晩、次男は
「あいつのことをお兄ちゃんと呼ぶなんで、これ以上の屈辱はない。」
と枕を涙で濡らしながら眠りについた。
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