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お日さまDVDの発掘
「なんだこれは(笑)?」
先日夫と古い書類をあさっていたら
お日さまDVDなるものが発掘された。
書類のファイルの中に隠されしDVD。なんのDVDだか全く覚えがない。
子ども達が興味を持って、リビングで鑑賞することになる。
「なんだこのDVD(笑)」子ども達(中3と小5)は大喜び。
それは絵本のDVDだった。
私も思い出した。
長男が幼稚園に上がる前あたりは、私はなるべくテレビを見ないで絵本や想像の世界を育みたいと考えていたのだ。
それでも一方で、幼児の食いつきがいいというDVDのおまけ付き雑誌にも興味があり、そのギリギリの選択がお日さまDVDが付録の雑誌だったことを!
「俺にこんなんみせてたのか(笑)!」
今やスマホが手放せない長男は大事大事に育てられていたことをちょっと感じ取りながら
夢見る母親のアホさ加減を笑い飛ばしてきた。
一方4年遅れて生まれてきた次男は、躊躇なくキャラクターや人気YouTuberのゲーム解説動画を取り込んだ雑誌のDVDをみてたように思う。こちらも今はYouTube大好き。
次男の方はちょっと長男を気の毒に思いながらも、刺激の少ないDVDしか見せてもらえなかった長男を羨ましくも感じてもいるようだった。
久しぶりに喧嘩せずに兄弟2人で
お日さまDVにツッコミをいれながら鑑賞する子ども達を眺めながら
夫と目をあわす。
「こいつら全く仕方ねぇな。」というふうに笑ってくる。
DVDが終わって、テレビ画面に切り替わった。
幼児の子育て番組だった。
「幼稚園では、ちゃんと1人でご飯食べてくれるのに、家では食べさせてやらないと食べてくれない。」
というお悩みにたいするアドバイスをしていた。
「うっわー。懐かしい!」
私は思った。
こんなことが大問題だった日々。
番組では専門家が「カラフルおにぎり」なるものを提案していた。
ぼーっとみていたので、それで食べてくれたのかどうかはみていないけれど、次男が専門家を褒めていた。
「この人は子どもの心をあやつる天才だな!!」
あやつられることが大嫌いな次男…。
そう、「カラフルおにぎり」は3日ともたないことを私は知っている。
母の願いと、子どもの探究心(幼稚園では食べたらどうなるか、家では食べないとどうなるかを研究している。)の攻防は続くのだ。
「学校での態度は全く問題ありません。ただ、どうしてこんな成績になるのかなって一同首をかしげております。」
「先生方にお話にきてくれる回数がうんとへりました。授業もしっかりきけてます。ずいぶん成長したなぁとみんな話していたところですよ。」
未だもって全く同じ状況。
2人とも学校と家の態度が違いすぎる。
2人同時に家にいるとずっと喧嘩してる。宿題する暇なし!
私は何いっても無駄だけど、言ってみたり、気分転換にいそしんでみたりの毎日だ。
落ちてくる葉っぱを掃くのと一緒でキリがないように思う。たまにうんとくたびれた気分になる。
でもたぶんこれでいいんだろうな。
幼稚園あがる前と一緒なんだ。
きっと。
子ども達があとできっと一緒に笑ってくれるところも、夫と顔見合わせて笑えるところも😉💕。