[考え事]サウンドチャンネルと浦島太郎
どこから書いて良いかわからないけど書く。
まず、光に関する本(トコトンやさしい色彩光学の本)と音に関する本(図解音のしくみ)を立て続けに読んだ。
いずれも中学生以上を対象にかかれだ、私でもなんとか読んでみようと思う親切な本だ。
二つの本を立て続けに読むことで、浦島太郎の話がどうにも気になったというお話。
①光に関する本より
海の水は、赤色光が波長が短いため(たくさんぶつかるから)水の層の途中で吸収され、残った青色光(波長が長くぶつかりにくい)が散乱されて青く見える。
およそ水深7メートルで赤色の99%が吸収されてしまう。
→私のイメージ:水深が深くなるにつれ光は次々に吸収され、色を一つずつ失い、ついには青色も吸収される。深海には光は全く届かない。
②音に関する本より
音速340メートルというのは、音が大気の中で進むスピードだ。実際には音速は何の中を音が伝わるかで変わる。
例えば固体では音は空気中よりずっとはやく伝わる。(絶対にやっちゃダメだけど)電車が近づいてくるのは、線路に耳を当てるとはやくわかるらしい。(近づく馬の気配を地面に耳をつけて察知する忍者もきっと同じかな。)
水中では音はおよそ1500メートル毎秒進む。
空気中より弱まりにくく、遠くまで伝わる。
特に周波数が低い音はなかなか弱まらない(←青い光と同じ理屈だろう)。
水中の音速をおよそ1500メートルと書いたのは、音速は媒体(ここでは水)のコンディション左右されるのだ。特に影響が大きいものとして水温と水圧がある。
まず影響の大きい水圧のほうから。
水圧が高いと音速はぐんと速くなる。つまり音は深いところで速く進む。
次に水温。水温は高いほうが音速は速くなる。水面付近では太陽熱などの影響をうけるが、水深が深くなると深いほうが冷えていたりするのでこちらは複雑だ。
音速の変化は音の進む方向を屈折させる。海にはこの屈折された音が閉じ込められてしまう層があるのだ。それをサウンドチャンネルとよぶ。
この層にはあらゆる音が閉じ込められるらしい。(光ファイバーケーブルが面になったみたいだ。)そのためクジラは数千キロメートル先の仲間とコミュニケーションがとれたりするのだそうだ。(あんなに広い海で結婚相手がみつかるなんて不思議だと思ってたけどそんなネットワークがあったんだ!)
①と②からの私のイメージ→水中では光は通用しない。水中は音の世界である。そしてサウンドチャンネルというネットワークがある。
③浦島太郎考察
まだ考えてるだけ。
「水中は光でなくて音の世界」ってことだから
水中では光でなく音のスピードで時間が経過するのではないだろうか?
ある一定のライン(おそらくサウンドチャンネル)からは深くなればなるほど音が速くなる。
音がうんと深く潜って水中を爆走し、ある地点の水面まで戻ってくる時間が、音が同じ地点まで水面を進む時間より短いってことがありそうだ。
これは「音の世界」的なタイムトラベルではないか?
浦島太郎はやっぱりタイムトラベルしてたんじゃないか?
竜宮城のプリンセスの名前はどうしてオトヒメ(乙姫→音姫)なんだ??
そんなことがとても気になった。
誰かそんなことをもっと詳しく考えている人がいたら、是非わかりやすく教えてもらいたい。
④オマケ
サウンドチャンネルは軍事的も利用されているそうで、
何も知らないクジラがビックリしたりすることもあるらしいです。
サウンドチャンネルは南極や北極周辺では水面近くにあるので、人間が利用しやすい。
クジラの生態調査をする船が、南極周辺をよくまわっていたり、南極周辺の捕鯨船が嫌がらせを受けているのも別の意味があるのかもしれません。捕鯨船のほうだって別なミッションあるかもしれないし私には何もわからないけど。
⑤オマケのオマケ
うー。ここで止めるとなんか重々しいのでオマケをもう一つ🩷
クジラの泡に取り囲まれて、もしクジラが上がってきたら、
「小船がひっくり返されるんじゃないか。」
あるいは
「呑み込まれちゃう!」
と思った時は、
「水面を叩く」
「エンジンをかける」
などして音で
「ここにいますよアピール」
をするとクジラは避けて上がってきてくれるそうです!
ピンチの時はお試しあれ😊
(普通そんなピンチないよね。知ってまーす♪。)