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謎の虫退治
もうすぐ節分。
鬼を払ってさっぱりした気分で春を迎える。
いるかいないかわからない「鬼」に
いろいろなものを背負ってもらう。
ところで
「鬼」よりすこし小さなものは
「虫」に背負ってもらうという風習もある。
庚申講は
「庚申=かのえさる」の夜説く人の中に住む三尸(さんし)という虫が寝ている人の中から這い出して、閻魔さまに善悪の報告をしに行くのを阻止するため、眠らないで語り明かそうという集まり。(悪いことをすれば寿命が縮まるということだ。)
私からみるとたまの息抜き、話し合いの場をつくる口実を虫に作ってもらっているように思う。
不思議なタイミングの知らせは
「虫の知らせ」という。
いたずらっ子のことを
「いたずら虫」というのも
その子のせいではなく
虫のせいにしてやっているようで
優しさを感じる。
うちには癇癪持ちがいる。
「疳の虫」についてなんとはなしに
調べた。
なんと疳の虫は目に見える形で
追い出せるらしい。
言い伝えのようなものを読んでみた。
しかるべき人に呪文を唱えながら手のひらに筆で何かを書いてもらい、塩で清め、水で流して手拭いで手を拭き握りこぶしを作ってしばらくすると、指の先から白い糸のような「疳の虫」が出てくるとある。
面白い。
もっと調べると
自分でも出せるようだ。
塩のところからやればいい。
もちろんやる!
2匹ほど出た。
たぶんタオルの繊維だけど
なんとなく嬉しい。
私が思うにこのイリュージョンは、親子から少し離れた第三者的立場のそれっぽいところでやってもらうと嬉しさと説得力が増す。
我が子に優しいおまじないをかけてもらっているというのは親にとって何よりの労いでもあり、嬉しいことだ。普段は対峙している子のおまじないを受けている神妙ない横顔をみてふわっと愛情を感じたりするだろう。まじない師を怖がるようであれば、それ以上やめてくれるよう自然と我が子を庇う自分にも気がつく。(この部分はなまはげの役割ともにている。)
そして気分が和らいだ親の顔をみて
子も和らぐのだと思う。
親も子も虫のせいにしてこんがらがった状況をいったんリセットできるのだと思う。
まじないをせずとも世間は
子らに優しく接することで
その親も潤すこともできるし
時には世間が厳しく接することで
どんなにあきらめていても
親は反射的に子を守る
つまり自然のままでも
いいのだけれど
こういったちょっとした
マジックというのは
暖かみがあって
なかなかいいものだと私は思う。
もうすぐ節分なので
ミルコ考案マジックで
「虫」とさようなら
させてもらう。
やさしく紙に包んで
さようならしまーす👋
マイトンさんティッシュ字検定
まだやってますかー?🤭
よろしくお願いします♡
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他にもいろいろあるな😂